2024年9月19日 登録
【令和6年第1回軽井沢町議会定例会9月会議 散会 町長あいさつ】
【町長あいさつ文】
令和6年第1回軽井沢町議会定例会9月会議が8月29日より本日まで22日間にわたり開催され、町側から提案をいたしました各案件等につきまして、それぞれ慎重審議のうえ議決を賜り、感謝申し上げます。
本会議及び各委員会審議を通じまして、議員各位からいただきましたご意見等を真摯に受け止め、今後の町政運営・発展のため努力してまいります。
本日、同意をいただきましたとおり、「藍原 尚美(あいはら なおみ)」氏が、10月1日より4年間の任期で教育委員会の委員に就任されます。提案の際にもご紹介しましたとおり、藍原氏は数多くの役職を歴任されております。これらの経験を生かし、今後活躍されることをご期待申し上げます。
また、9月30日で退任される「花里 一惠(はなざと かずえ)」氏におかれましては、2期8年の間、将来の軽井沢町を担う「軽井沢っ子」の育成のための取組として町がめざす教育理念の「こぶし教育」の推進等、町教育行政にご尽力頂いたことに心より感謝いたします。
今後も、地方教育行政における各施策を町と教育委員会が連携して推進してまいります。
今議会の補正予算に計上いたしました関係ですが、信州オープンドアスクール「学びの多様化学校」及び「夜間中学」の設置検討に向け、元教諭で長野県立の高等学校の校長など多数の役職を歴任され、本年3月まで長野県教育長を務められた「内堀 繁利(うちぼり しげとし)」氏を、教育推進アドバイザーとしてお迎えする見込みです。
内堀氏は、多方面からの教育知見があり、なにより県の教育長時代に、この「信州オープンドアスクール」を推し進めた方であることから、今後の長野県等との協議がスムーズに運び、充実した制度となることを期待するものであります。
10月5日、中央公民館におきまして、これからのまちづくりを住民の皆様と考えるワークショップを開催いたします。
従来のような組織ありきではなく、住民と町との協働によるまちづくりには何が必要なのかを考えるワークショップです。様々な意見を伺い、今後、住民との協働によるまちづくりに生かしていきたいと考えております。
6年振りとなる総合防災訓練を10月26日に、風越公園総合体育館を会場として、実施いたします。
別途ご案内いたしますが、訓練に際しましては、議員各位におかれましてもご参加いただくこととしておりますので、ご協力の程お願いいたします。
今月29日には、中央公民館駐車場において「第6回軽井沢町消防団ふれあいフェスティバル」、軽井沢病院において「第31回軽井沢病院祭」、木もれ陽の里において「健康かるいざわ21「健康フォーラム」」の3つのイベントを同時に開催いたします。
「消防団ふれあいフェスティバル」では、児童や生徒によるチアダンス、太鼓の披露なども新たに加え、放水体験や各種ゲーム等を通して、現役消防団員と交流する場を設け、消防団活動への理解及び加入促進に繋げていきたいと考えております。
2年ぶりの開催となる「軽井沢病院祭」では、医療関係者による講演や各種団体の発表などの催しを予定しております。
「健康フォーラム」では、町の健康分野における指標となる健康増進計画を進めるため、今年度は、こころの健康に焦点を当て、「“生きる”を支え、寄り添うということ」と題して元お笑い芸人で上級心理カウンセラーの鮎川ヒロアキ(あゆかわ ひろあき)氏をお招きして講演会を行います。
木もれ陽の里では、同時に、軽井沢町社会福祉協議会による「ふくし広場」も開催されます。「多世代が楽しむ福祉の交流の場」をテーマに、福祉活動団体、ボランティア、福祉事業者等が参加して、町内の福祉活動等が紹介されます。
保健・福祉・医療のイベントを同日に開催するにあたり、多くの町民の皆様に参加いただくため、当日は、役場と木もれ陽の里間でシャトルバスを運行いたします。
また、軽井沢病院と木もれ陽の里の2会場では、マイナンバーカードの出張申請と特定健診・いきいき健診の申込受付も行います。
この機会に、各機関での日頃の取組などを知っていただきますよう、皆様お誘い合わせのうえ、お越しいただければと思います。
本年度の敬老祝賀事業ですが、9月14日から16日までの3日間で、100歳の方8名、88歳の方123名を対象にお宅を訪問し、お祝金などを贈呈いたしました。訪問時には、町内3小学校の低学年の子どもたちが心をこめて描いた、メッセージ入りの自由画を添えて、長寿のお祝いをお伝えしました。また、お話しを通じて、高齢者の皆様のお考えや願いなどを伺うことができる貴重な機会ともなりました。
皆様には、これからもお元気でお過ごしいただきたいと思っております。
観光客の入込状況でありますが、7月の入込数は、約105万人、対前年比91.87パーセントと落ち込みましたが、8月の入込数は、猛暑日が続く都市などから軽井沢に涼を求め訪れた観光客等が多かったこともあり、約193万人、対前年比105.06パーセントと昨年を上回りました。なお、「今夏の概況報告」につきましては、本日、資料を配付させていただきます。日によっては様々な要因が重なり、渋滞となることもありましたが、得られたデータなどを基に、更なる改善に向けて検討を重ねてまいります。
9月24日から11月3日まで軽井沢紅葉まつりを開催いたします。紅葉の美しい軽井沢を広く紹介・宣伝するとともに、各種スポーツ大会やウォーキングイベント、ワインイベントなど多彩な催しを計画しております。
また、今年の紅葉シーズンにおいても軽井沢駅から六本辻・雲場池バス停間に往復シャトルバスを運行するとともに、雲場池にお越しいただく皆様の安全確保を目的として、10月19日から11月17日までの間、周辺道路の交通規制を実施いたします。規制によりご迷惑をおかけしますが、雲場池の美しい紅葉を多くの皆さんに安全に楽しんでいただけますようご理解とご協力をお願いします。
町立の小中学校では、9月30日にシェフ給食を実施します。
今年度予定している4回のうち2回目の実施となり、今回はフレンチレストラン無彩庵(むさいあん)の池田シェフに監修していただいております。
シェフ給食は、食育の一環として、町内の一流ホテル、レストランのシェフが考案した地元産の食材を含めたメニューを楽しめるもので、児童生徒からも高い評価を得ています。
今後も、児童生徒が食育の中で「より良い食の知識」を学べるよう努めてまいります。
令和6年度も間もなく上半期が終わります。下半期においても町が抱える課題の解決に全力で取り組んでまいりますので、議員各位におかれましてもご理解ご協力賜りますようお願い申し上げ、散会のあいさつとさせていただきます。
22日間にわたり、大変お疲れ様でした。