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令和8年第1回軽井沢町議会定例会9月会議が、9月1日から本日まで18日間にわたり開催され、町側から提案いたしました各案件等につきまして、それぞれ慎重審議のうえ、議決を賜り感謝申し上げます。また、本会議及び各委員会審査を通じまして、議員各位からいたただきましたご意見等を真摯に受け止め、今後の町政運営とさらなる町の発展のため、努力してまいります。散会にあたり、一言ご挨拶を申し上げます。
本日、固定資産評価審査委員の人事案につきまして、議会のご同意を賜り、油井(ゆい)克夫(かつお)委員に、10月1日から3年間の任期をお願いすることとなりました。今後も、委員の豊かな経験と知見を生かし、固定資産の評価額の妥当性や、評価が適正に行われているかについて審査いただきますようお願いするとともに、引き続き町政発展のためにご尽力を賜りますようお願い申し上げます。
また、教育委員の人事案につきましてもご同意を賜り、本城(ほんじょう)慎之介(しんのすけ)委員に、10月1日から4年間の任期をお願いすることとなりました。今後も、教育の政治的中立性、継続性及び安定性を確保しつつ、引き続き教育行政発展のためご尽力を賜りますようお願い申し上げます。
保健福祉関係ですが、本年度の敬老祝賀事業は、9月12日と13日、16日の3日間で、100歳の方15名、88歳の方112名を対象にご自宅を訪問し、町からのお祝い金や内閣総理大臣からの祝品などをお渡しいたしました。訪問に際しましては、町内3小学校の子どもたちが心を込めて描いた、メッセージ入りの自由画を添えて、長寿のお祝いをお伝えいたしました。皆さまには、これからもお元気でお過ごしいただきたいと願っております。
今月27日には、軽井沢病院において「第33回軽井沢病院祭」、木もれ陽の里において「健康かるいざわ21 健康フォーラム」及び社会福祉協議会による「ふくし広場」の3つのイベントを同時開催いたします。多くの皆さまにご参加いただけるよう、当日は軽井沢病院と木もれ陽の里の間でシャトルバスを運行いたします。
軽井沢病院祭では、総合診療科医師による座談会をはじめ、血管年齢の測定、レントゲン機器の操作体験、防災備蓄品の展示、マイナンバーカードの出張申請やマイナ保険証の登録、AI乗合デマンド交通「かる~も」の説明及び試乗見学、軽井沢オープンドアスクールの学校案内、重要文化財旧三笠ホテルの利用案内も行います。また、健康フォーラムでは、医療法人社団オレンジの紅谷医師をお招きし、心の健康に関する講演会を開催いたします。ふくし広場では、「家族で楽しめる福祉フェス」をテーマに、地元飲食店のブースやキッチンカー、福祉施設で制作した作品の展示・販売、ワークショップ等を開催いたします。いずれも健康・医療・福祉に関する身近な催しです。議員の皆さまにおかれましても、ご家族やご友人とお誘い合わせのうえ、ぜひご参加いただきますようお願い申し上げます。
交通政策関係ですが、AI乗合デマンド交通「かる~も」の運行を、10月1日から開始いたします。新しい移動のカタチとして、町内循環バスや鉄道など既存の公共交通機関に加え、より自由度の高い移動手段を確保し、町民、別荘所有者、観光客の皆さまの移動環境の充実を図ってまいります。また、住民の皆さまが利用しやすいよう、登録方法や利用方法に関する説明会を、9月28日に中央公民館で開催いたします。さらに、イベントや生活導線上であるスーパーに出向いて説明会を行うなど、制度の内容や利用方法について丁寧に周知してまいります。引き続き、公共交通の維持・確保に向けた取組を進め、住民や観光客をはじめとする皆さまが安心して過ごし、暮らし続けられるよう、地域の実情に合った公共交通ネットワークの形成に努めてまいります。
観光客の入り込み状況でございますが、7月、8月の入り込み数は約319万人で、対前年比102.05パーセントと、昨年を上回りました。なお、今夏の概況報告につきましては、本日資料を配布させていただいております。9月7日から軽井沢紅葉まつりが始まり、11月1日まで開催しております。これからの紅葉の美しい軽井沢を広く宣伝するとともに、各種スポーツ大会やウォーキングイベント、軽井沢グランフェスタ2026など、多彩な催しを計画しておりますので、ぜひご参加くださいますようお願いいたします。また、雲場池の混雑対策として、昨年に引き続き、10月10日から11月23日まで、軽井沢駅から六本辻・雲場池バス停間において往復シャトルバスを運行いたします。併せて、雲場池周辺道路の混雑対策といたしまして、10月10日から12日まで、10月17日から11月15日まで、11月20日から23日までの間、一方通行による交通規制や警備員の配置など、路上駐車対策を実施いたします。規制によりご不便をおかけいたしますが、雲場池の美しい紅葉を多くの皆さまに安全に楽しんでいただけるよう、ご理解とご協力をお願い申し上げます。
学校関係ですが、9月30日及び10月1日の両日、軽井沢中学校におきまして、第50回の節目となる「からまつ祭」が開催されます。今年のテーマは、「創革~本気で前進、やる気で更新~」と掲げられました。このテーマには、生徒たちが自らを変革し、何事にも本気で取り組むことで、新たな伝統を築いていこうとする強い意志が込められております。初日には、これまでの学習成果の発表や小運動会、2日目には合唱コンクールが予定されており、生徒たちが日々の活動を通じて培った力や、心身ともに成長した姿を遺憾なく発揮できる内容となっております。議員の皆さまにおかれましても、町の未来を担うこどもたちが本気で前進しようとするその姿を、ぜひ町民の皆さまとともにご覧いただければと存じます。
10月6日には、町内3小学校の5・6年生を対象とした「軽井沢ゼミ2026」を開催いたします。軽井沢にある「ヒト・モノ・コト」など、軽井沢特有の資源を活用した学びや体験を通じて、それぞれの考えを共有・発展させ、探究意識をより高めるとともに、軽井沢の魅力を学び、軽井沢中学校で行う「軽井沢学」へとつなげてまいります。また、今回は23講座を計画しており、児童から要望のありました議場体験の講座につきましても、議員の皆さまのご協力のもと、開催させていただきます。
隔年で実施しております防災訓練を、10月24日に風越公園総合体育館を会場として実施いたします。別途ご案内いたしますが、訓練の実施にあたりましては、議員各位におかれましてもご協力をお願い申し上げます。また、同日、同会場にて開催いたします「消防団ふれあいフェスティバル」では、放水体験や各種ゲーム等を通じて、現役消防団員との交流の場を設けることで、消防団活動への理解を深めるとともに、入団促進につなげてまいりたいと考えております。
さて、すでに報道されてもいますが、私は来年の1月24日に投開票が予定されています町長選挙に、再選を目指して立候補する決意を固めましたので、お時間をいただき、本日改めまして正式に表明させていただきます。その理由を述べさせていただきますと、私が町長に就任して3年半で町は着実に良い方向に変わってきたと考えています。また、公約に掲げた主要な5項目に関する事業はほぼ着手しており、順調に進みつつあります。例を挙げますと、開発とのバランスを取った自然環境の保全は、自然保護対策要綱の見直しに52年ぶりに手をつけるなど強化が進むとともに、用途地域の見直しも検討が進んでいます。DX推進とAI 活用を進め、審議会等の議事録の公開など、情報公開の徹底も図り、様々な形で情報が分かりやすく容易に取れるようになりました。これらの施策もあり、住民との信頼のコミュニケーションが図られていると実感しています。また、暮らしに直結する交通関連問題として、タクシー不足問題は、コンソーシアムを組んでライドシェアも含む供給強化を実現し、一部の時期を除いて苦情がなくなったほか、駐車場の混雑はレイアウト変更による増設や、料金見直しと満空情報の提供もあり、本来の使用ができる状態に変わっています。
福祉目的ではデマンドタクシーを導入し、全体の利便性向上には、AI 乗合デマンド交通「かる~も」が10月からスタートします。インフラ関係では、水源の確保や下水道・浄化槽の管理も強化し、道路河川の整備も計画的に進めています。教育、福祉、医療、文化関連でも、独自の教育魅力化も進め、福祉の充実や子育て世帯の負担軽減、共生社会の推進を図り、軽井沢病院の医師の確保や、24時間訪問看護の再開、学芸員の充実による文化芸術振興の拡大など、住みやすく、ずっと住んでいたい町として、また他にはない場所としての魅力はさらに高まっていると感じています。
財政関連では、一つの指標である財政力指数は就任前の令和4年度の1.50から令和7年度は1.67と指数は上昇しており、財政力は相対的に高まりました。また、経常収支比率が70.1%から62.4%に低下し、経常的な支出に縛られない財源が増え、財政の弾力性が一層高まりました。また、宿泊税の独自課税を導入して、観光関連事業の財源確保を進め、安定的な財政運営に努めてまいりました。役場内の改善としては、職員の採用を通年の採用に変更して職員不足への対応を図り、当直業務の外部委託により負担軽減を行いました。職員の人権保護に関しては、コンプライアンス委員会の設置とともに、外部専門家への通報を可能とする制度とし、さらにカスハラへの対応要綱・基本方針を定めました。また、来年1月からは開庁閉庁時間の短縮により、職員がより質の高い窓口サービスや事務処理に集中出来る体制を整えます。
最後に、重要なテーマである新庁舎周辺整備事業につきましては、公約どおりの見直しをすすめ、しっかりとした丁寧な熟議を重ねながら、庁舎機能を必要なスペースに絞り込むとともに、議会エリアの縮減についても議会のご協力をいただくなど、見直し前の計画に対して総面積と総事業費を大幅に縮減した計画となり、住民の皆さまのおおむねの同意をいただいております。同時に、財務の健全性についても3年前より検証を重ねたうえで、現在は実施設計に入っています。庁舎と交流センターを一体とした新施設は、軽井沢らしい質実剛健で、山並みや周囲の環境にも溶け込み、コミュニティの拠点となり、いざという時には防災拠点の役割を確実に果たせることができます。また、住民と共に作っていく、災害時にもさまざまな対応が可能な広場を持つ施設として、約3年後の供用開始の見通しが立っています。これは民有地を取得し、老人福祉センターを含む3施設を一つに統合することで可能となり、あわせて老人福祉センターの温泉機能を木もれ陽の里へ移管するとともに、役場と公民館の機能を統合することで、将来的な維持管理コストの削減にも寄与いたします。
このように着実に町は良い方向に進んでいます。今後も様々な環境の変化が予想される中で、こうした良い流れをさらに加速し、軽井沢を多様性に富み持続可能で魅力ある町として磨いていくには、私が町長として2期目にチャレンジする必要があると判断しました。そして、まちづくりビジョンに掲げている「住民の幸福度・満足度の向上」を最上位目標とし、まちのワクワク感・にぎわいも失わずに、持続可能な「他にはないまち」軽井沢を、「創造と再生の高原」としてさらに発展させていくことを決意しました。今後のテーマを具体的にいくつか申し上げますと、現在継続している自然環境と景観の保全と再生は、都市計画マスタープランの見直しを視野に入れて進め、DX推進と生成AI 活用は新施設の供用開始を踏まえて準備を加速させ、職員の働き方改革と住民サービスの向上を図ります。
地域経済の活性化としては、町内の観光関連4団体と進めております町の観光戦略を取りまとめて、周辺地域との広域連携を含めた経済活性化もさらに強化してまいります。また、教育の魅力化はまだ緒に就いたばかりであり、今後は高等教育への発展の可能性も検討しながら進めていきます。大きな課題でありますコミュニティの維持発展に関しては、新施設も活用して文化活動や交流活動が一層盛んになるよう支援し、地域をつなぐ「わたしの居場所づくり」を進めるとともに、防災力の強化も進めます。また共生社会の推進とジェンダー平等も、誰もが活躍できる「まちづくりの基盤」として整備してまいります。健康増進に関しては「ポジティヴヘルス」の新しい視点から、日頃の健康の捉え方を見直します。病気の有無に関わらず、医療・福祉の垣根を越え、民間との連携も含めて健康づくりを進めます。
そして新施設は健全な財政を維持しながら、予定どおり令和11年の供用開始を目標に、住民の皆さまのご意見を伺うとともに、建設コストの動向を注視しつつ情報公開を徹底しながら、着実に進めてまいります。現時点では再度中断したり、延期すべき要因はなく、一方で労務単価の上昇基調や金利上昇の可能性を踏まえますと、延期した場合のリスクは金額的にも大きく、さらにこれまで住民と一体となって積み上げてきた成果が陳腐化してしまうリスクなど、将来世代に負担を強いる結果になることが高い確率で予想されます。こうした理由から、予定通りに進めることが現時点ではベストな選択肢であります。さらに重要なのは完成後の使われ方です。当然ながら建設することが目的ではありません。今までにも100を超える公民館の登録団体や分館・老人福祉センターで活動されている方々を含め、文化・芸術・健康・学びなどの活動をされている多くの方々のご意見や要望・期待をお伺いしてきました。
さらにこれからの未来を作っていく中高生からのヒアリングも予定しておりますが、完成後の交流の場としての機能、自分の居場所づくりの拠点など、コミュニティの維持・発展に欠かせない点について、大きな期待感とワクワク感を持っていることが伝わってきます。こうした多くの住民の皆さまの期待を受け止め、より良い未来のために、住民の皆さまが活発に利活用しコミュニティの発展につながるよう、ソフト面でも責任を持って進めてまいります。
以上のとおり、全力でこの責任を果たしていく覚悟を決め、次期町長選挙への出馬を決意した次第です。軽井沢町のさらなる発展のため、全力を尽くしてまいることをお誓い申し上げ、出馬表明とさせていただきます。令和8年度も間もなく上半期が終わります。下半期においても町が抱える課題の解決に取り組んでまいりますので、議員各位におかれましても特段のご配意を賜りますようお願い申し上げ、散会のあいさつとさせていただきます。18日間にわたり、大変お疲れ様でした。