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高原の花 クガイソウが咲き始めました 花だより 2025年 6月21日
6月21日 植物園で見られる植物です。
シモツケ(バラ科)
本州、四国、九州の山野に生える落葉低木です。複数の株で淡い紅色の花が咲いている様子が見られました。その中に、白花と淡い紅色の花が混在しているものも見られました。
クガイソウ(オオバコ科←ゴマノハグサ科)
北海道、本州の山地の明るい草地に生える多年草です。複数の株で淡い紫色の花が咲いている様子が見られました。
たくさんのタネをつける植物で、一つの茎に1万個のタネをつけるそうです。
ヤマタツナミソウ(シソ科)
北海道(南部)、本州、四国、九州の明るい林などに生える多年草です。複数の株で青紫色の花が咲いている様子が見られました。その花の基部はおよそ60度に曲がって斜上していました。
ナルコユリ(クサスギカズラ科←ユリ科)
本州(関東地方以西)、四国、九州の山地の林に生える多年草です。複数の株で白色の花が咲いている様子が見られました。鳴子百合の名前は、花が並んでいる様子を雀を追い払うのに用いた鳴子にたとえたことに由来するそうです。
ドクダミ(ドクダミ科)
本州、四国、九州、琉球の日蔭の土地に生える多年草です。複数の株で茎先に淡い黄色の小さな花をつけている様子が見られました。この花穂の下にある4枚の白色の花弁状のものは総苞片で花弁ではありません。この総苞片が多数のものをヤエドクダミといい区別することがあります。
エゾノキリンソウ(ベンケイソウ科)
南千島、北海道の岩礫地に生える多年草です。複数の株で黄色の花が咲いている様子が見られました。
アカジクマツヨイグサ(仮称)(アカバナ科)
北アメリカ東部原産の多年草です。複数の株で黄色の花が咲いている様子が見られました。
この他、アオカモジグサ、アカショウマ、イブキトラノオ、ウグイスカグラ(果実)、ウツギ、ウマノミツバ、ウリノキ、エビガライチゴ、オオムラサキツユクサ、オニシモツケ、オランダガラシ、カタバミ、カルイザワテンナンショウ、キリガミネヒオウギアヤメ、キンロバイ、ギンロバイ、クサナギオゴケ、クサノオウ、コアジサイ、コウリンタンポポ、サツキ、サラサウツギ、シライトソウ、シラキ、シラン、シロツメクサ、スイカズラ、スイレン、セイヨウノコギリソウ、セリバヒエンソウ、ソヨゴ、タンザワウマノスズクサ、ツルマサキ、ナスノヒオウギアヤメ、ナツノハナワラビ、ナツハゼ、ナツロウバイ、ナワシロイチゴ、ニガナ、ニッコウキスゲ、ニワフジ、ハナショウブ、ハマナス、ヒコサンヒメシャラ、ヒメフウロ、ヒメヘビイチゴ、ヒルガオ、ホオズキ、ミツバシモツケソウ、ミヤコワスレ、ミヤマウメモドキ、ミヤマウグイスカグラ(果実)、ムシトリナデシコ、ムラサキマユミ、ヤブムラサキ、ヤマタバコ、ヤマハタザオ、ユキノシタ、ワスレナグサなどご覧いただけます。
*この情報は1~2週間程度で更新しますが、天候、気温の急な変化により花の時期を過ぎてしまう場合があります。ご了承ください。
*科名は現在の植物分類学の水準をよく反映しているといわれる分類体系に従った科名を採用しました。これまで一般的な図鑑などで採用された科名と異なる場合には、これまで採用された科名も記してあります。