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旧三笠ホテルの遺構発見について
旧三笠ホテルの遺構発見について
旧三笠ホテルの外構工事を進めていたところ、ホテル北側に付属していた浴室棟と思われる遺構を3月17日に発見しました。発見範囲はレンガ積みの基礎と浴槽の下層で、8室中の3室分が残っていました。
旧三笠ホテルは昭和49年に浴室棟を含む付属棟を解体し、北側へ約50メートル移築しました。今回の遺構は古図面からも三笠ホテルの浴室棟であることはほぼ間違いなく、数少ない浴室棟の資料になると共に、三笠ホテルが当初建っていた位置を示す重要な資料となります。
今回は緊急発掘だったため、遺構は調査して記録を残し、埋戻して保護措置をとりました。
遺構の写真(北側から撮影)
遺構の位置
ピンク色:遺構の位置
赤 色:移築前の三笠ホテル全体の位置