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歴史民俗資料館だより
2025年冬号
冬期休館のお知らせ
休館中、歴史民俗資料館では、常設展示替えや資料整理などを実施しています。学校利用、団体利用等で見学を希望される方は恐れ入りますが当館へ事前にご連絡ください。(0267-42-6334)
特別企画展「高原を駆ける草軽電鉄~地域・人をつないだ鉄道のあゆみ~」が終了しました!

特別企画展が終了しました。多くの方にご来場いただき、ありがとうございました。また、資料を提供していただいた皆様方にも重ねて感謝申し上げます。
草軽電気鉄道は、営業を開始して110年が経過しました。今回はここ数年で最大の来館者数を数え、アンケート・感想コーナーでも様々な地域から来館された方々の感想を見ることができました。廃線から60年以上が経過した今もなお、草軽電鉄がいかに愛されているかが伝わってくる展示であったように思います。
いただいた感想の中から一部を紹介します。ご記入いただいた皆様、ありがとうございました。
「初めて、草軽電気鉄道の歩みの展示を見ました。歴史を感じさせる資料で、見ごたえがありました。長野県と群馬県のつながりを深く感じる事が出来ました。ありがとうございます。」
「軽井沢にそかいしていた母(90歳)は、終戦後、草軽鉄道の線路わきをあるいて、軽井沢駅に行ったことを話してくれました。車軽鉄道についてもっと知りたく、今回の展示をみにきました。映像もあり、よかったです。もっと沿線の写真が展示されるかと思いましたが、思ったよりすくなかったです。駅前に展示されている車両の意味がわかり、よかったです。」
「鶴溜にいます 軌道ということば、ここが軌道だったとずっと話している道があります。ここにこんなかぶと虫という電車が時速15キロで走っていた、駅があったということ 写真にびっくりしました。三笠から鶴溜のルートを知りたいです。駅がどこにあったか知りたいです。イメージががらがら(がらり?)とかわるようなすばらしい展覧会をありがとうございます。映像上映すばらしい!うごいている!感動です 今、この草軽鉄道があったら大人気ではと感じます」
秋季特別展「ポール・ジャクレー展~自然と暮らしをみつめて~」が終了しました!

秋季特別展が終了しました。当館では4回目となるポール・ジャクレー展ですが、今年度は「自然と暮らしを見つめて」というテーマを設定し、多様な地域の人びとや植物を描いた作品を中心に取り上げました。
また、2025年10月よりリニューアルオープンした旧三笠ホテルで、ポール・ジャクレーのポスター展を開催いたしました。この展示をきっかけに当館にお越しくださった方もおり、ポール・ジャクレーに関心を寄せてくださったことをありがたく思っております。
当館の展示室内にアンケートを設置したところ、多くの方からご感想をいただきました。そのうちのいくつかを紹介します。ご記入いただいた皆様、ありがとうございました。
「ポール・ジャクレーさんの展覧会は毎年楽しみにしています。毎回違った作品を拝見できて嬉しく思います。この作品がより沢山の方々に知っていただける事を願っています。」
「フランス人の浮世絵師の存在を初めて知りました。「打ち明け話の相手」と言う作品の刷りが200回以上とは、刷り師の方の大変な集中力、技術に驚きました。人物の顔がエキゾチックであることもとても特徴的でした。色彩も美しく、拝見して、良かったです。」
草軽電鉄展~旧三笠ホテルと人びとをむすぶ列車~
旧三笠ホテルにて、草軽電鉄のパネル展示を開催しています。今回の展示では、草軽電鉄や旧三笠ホテルの写真をはじめとして、今年度の特別企画展で使用したパネルを用いて草軽電鉄について紹介しています。
かつて軽井沢には草軽電鉄が通り、旧三笠ホテルのそばには三笠駅がありました。今でも、三笠通りには草軽電鉄の跡が色濃く残っています。旧三笠ホテルに向かう途中、対向車線より少し高くてまっすぐな道があります。それが草軽電鉄の線路跡であり、展示した写真にはこの様子が写っています。旧三笠ホテルを訪れた際には、ぜひご覧ください。
資料整理だより
尋常小学新定画帖 第三学年 児童用

これは、明治時代の小学生が使っていた図画の教科書です。裏表紙には、東長倉尋常小学校(現在の東部小学校)に通う小学生の名前が書かれています。花や風景、動物の絵をはじめとして、図形までもが手本として描かれています。当時の子ども達はこれを真似て絵を描き、その出来栄えで成績がつけられていました。しかし、現代の図工の授業では、絵を真似て描くことは基本的にありません。こうした教育の制度の違いがわかりやすく見られるのが教科書です。
資料を探しています
2026年度特別企画展にむけて、軽井沢町に関係する学校資料を探しています。
教科書や学校用カバンなどの当時使用していたものをはじめ、1960年以前の文集や写真などの資料をお持ちの方は当館にご連絡ください。
2025年秋号
展示替えのお知らせ
考古学資料室にて、旧三笠ホテル改修工事中に発見された浴槽遺構の展示を行っています。2025年3月17日に発見された遺構は調査・研究ののち、保存のために現在は埋め戻されています。当館では、浴槽に用いられた数種類のレンガを発掘時の写真とともに紹介しています。
特別企画展「高原をかける草軽電鉄~地域・人をつないだ鉄道のあゆみ~」開催中

草軽軽便鉄道開通110周年を記念し、7月15日(火曜日)より11月15日(土曜日)まで特別企画展を開催しています。豊富な実物資料を中心とした草軽電鉄の歴史や、貴重な映像資料の展示を行っています。
お知らせ
資料保存の観点から、9月21日より線路平面図(青焼き資料)に代わり、停車場平面図に展示替えいたしました。
10月23日(木曜日)の14時~15時には、学芸員による展示説明会を開催いたします。(予約不要・入館料のみ)
秋季特別展「ポール・ジャクレー展~自然と暮らしを見つめて~」開催中

9月15日(月曜日・祝)より11月15日(土曜日)まで、秋季特別展を開催しています。令和4年度より当館で開催してきた当展示も、今回で4回目となりました。今年度は「自然」と「暮らし」に着目し、特に日本を題材とした作品に焦点を当てました。チラシ・ポスターには、伊豆大島を題材とした「椿の種」という作品を掲載しています。
また、10月1日(水曜日)より開館した旧三笠ホテルにて、ポール・ジャクレーのポスター展も開催しております。ぜひ両施設ともご見学ください。
当館所蔵の資料が山梨県立博物館に展示されます!
山梨県立博物館 山梨県立博物館開館20周年記念特別展「甲州財閥展」
当館の施設である旧近衛文麿別荘(市村記念館)には、甲州財閥の一人である雨宮敬次郎に関わる資料が多く所蔵されています。うち「華甲祝賀書画帖」をはじめとした数点が、山梨県立博物館で展示されます。会期は10月11日(土曜日)~12月1日(月曜日)です。

雨宮敬次郎は明治時代の実業家であり、おもに鉄道事業の創立や経営に関与しました。山梨県出身であり、「天下の雨敬」と呼ばれています。軽井沢町では「雨宮御殿」と呼ばれる別邸を建てたほか、植林・開墾事業を行いました。
2025年春号
開館のお知らせ 4月1日~11月15日
冬期休館中でした歴史民俗資料館・旧近衛文麿別荘(市村記念館)は、4月1日(火曜日)より開館いたしました。
今年度も多くの皆様にお越しいただけるよう、特別展の準備も進めております。皆様のご来館をお待ちしております。
常設展示替えのお知らせ
考古資料展示室の設置
考古資料展示室は、町内の遺跡から出土した資料を通じて浅間南麓・軽井沢の歴史への理解を深めていただくことを目的に、2025年4月1日に設置されました。『軽井沢遺跡詳細分布調査報告書』(2017)によって、町内に93の遺跡が確認されているなかで、ここでは主要な遺跡からの出土品を、展示しています。主な展示品は以下のとおりです。
このほかにも展示室では、軽井沢町と近隣市町村の「遺跡発掘調査報告書」を閲覧することができます。あわせてご覧ください。
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遺 跡 名 称 |
展 示 品 |
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茂沢南石堂遺跡(もざわみなみいしどういせき) |
縄文時代前期~後期土器、石器 |
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弁財A遺跡(べんざいAいせき) |
縄文時代早期土器 |
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小谷ヶ沢A遺跡(こやがさわAいせき) |
縄文時代土器 |
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県遺跡(あがたいせき) |
古墳時代土器 |
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入山峠祭祀遺跡(いりやまとうげさいしいせき) |
石製模造品、土師器片 |

写真2025年4月15日職員撮影
茂沢南石堂遺跡から出土した縄文時代中期~後期の石器
民具室(第3展示室)の展示替
歴史民俗資料館では冬期休館中に、民具室を「絵でみる軽井沢のくらし、農業 ―小林四郎絵画・民具展―」というコンセプトのもと展示替えを行いました。
1922年軽井沢生まれの小林四郎氏が描いた墨絵20点を民具資料と合わせて展示しています。小林四郎氏は、1977年に軽井沢郵便局を退職したのち、生家の馬取地区で暮らした戦前の生活を思い出しながらスケッチブックに墨絵を描きました。当時の軽井沢の様子を詳細にあらわした作品とともに、関連する当館所蔵のくらしの道具を紹介します。
(小林四郎「昔のくらしの絵による記録」『民具マンスリー』第40巻・7号(神奈川大学常民文化研究所2007年10月)参照)

当館の資料が長野県立歴史館・杉並区立郷土博物館で展示されています!
長野県立歴史館 開館30周年記念収蔵品展「原始~開館30周年のあゆみ展~」
会期は、2025年3月15日~6月15日までです。長野県を代表する古墳時代の遺跡として、当館所蔵の入山峠祭祀遺跡の一部が展示されています。

【入山峠祭祀遺跡(いりやまとうげさいしいせき)とは】標高1000メートルを超える険しい峠の道に発見された5~6世紀頃(古墳時代)の祭祀遺跡。土器や、臼玉(うすだま)や管玉(くだたま)、勾玉(まがたま)や剣形(けんがた)、有孔円板(ゆうこうえんばん)などの石製模造品が多量に出土しています。これらを用いて旅の安全を願い、交通の難所である峠にすむ神に祈りが捧げられたと考えられています。また、本遺跡は古代から中世にかけて主要な道であった古東山道、東山道のルートを推定するうえでも重要な意味があります。
杉並区立郷土博物館 企画展「サイタ サイタ サクラガ サイタ ~博物館でお花見しよう~」
会期は2025年3月22日~5月11日までです。「桜の意匠をほどこした工芸品として」当館所蔵の軽井沢彫家具3点が展示されています。

軽井沢町「歴史民俗資料館だより」 アーカイブズ
過去の「歴史民俗資料館だより」をご覧いただけるようにしました。
2014年から最新号までの記事を読むことができます。



