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いろいろな果実がみられました 3 花だより 2025年 12月7日
12月7日 植物園で見られる植物です。

ヤドリギ(ビャクダン科)
北海道、本州、四国、九州の様々な樹木に寄生する常緑低木です。園内ではコナラやシナノキなどに寄生し、複数の株で淡い黄色の果実のついている様子が見られました。

ムクゲ(アオイ科)
中国中南部原産で、しばしば栽培される落葉低木です。複数の株で黄褐色の果実のついている様子が見られました。果実の中にはたくさんの毛をもつ長さ4~5ミリメートルの種子があり、風の力を利用し種子散布を図っているようです。花の写真は2022年8月に撮影したものです。

カザグルマ(キンポウゲ科)
本州、四国、九州(北部)の林の縁や草地に生えるつる性の落葉樹です。複数の株で黒紫色の果実のついている様子が見られました。果実には雌しべの花柱がそのまま残り、この花柱が羽毛状になり風の力を利用し種子散布を図っているそうです。花の写真は2022年6月に撮影したものです。

オオバジャノヒゲ(クサスギカズラ科←ユリ科)
本州、四国、九州の林に生える多年草です。複数の株で黒紫色の種子のついている様子が見られました。
花の写真は2023年7月に撮影したものです。

ノイバラ(バラ科)
北海道(中南部)、本州、四国、九州の低地や山地に生える落葉低木です。複数の株で赤色の果実のついている様子が見られました。花の写真は2022年6月に撮影したものです。

シモバシラ(シソ科)
本州(関東地方以西)、四国、九州の山地の木陰に生える日本に固有な多年草です。枯れた茎の根元に霜柱のような様々な形をした氷が見られました。この現象は、冬の初めのよく冷えた日の朝に見られることがあります。
花の写真は2019年9月に撮影したものです。
(実の見られる植物)
アオツヅラフジ、アズキナシ、イヌツゲ、ウバユリ、ウリハダカエデ、カジカエデ、カラコギカエデ、キササゲ、クロミサンザシ、コクサギ、サンショウ、シオデ、シロヤマブキ、センニンソウ、ソヨゴ、チドリノキ、ツルウメモドキ、ナツツバキ、ナンテン、ハナヒョウタンボク、ハンテンボク、ホオノキ、ボタンヅル、ミツデカエデ、モクゲンジ、ヤブサンザシなど。
*この情報は1~2週間程度で更新しますが、天候、気温の急な変化により花の時期を過ぎてしまう場合があります。ご了承ください。
*科名は現在の植物分類学の水準をよく反映しているといわれる分類体系に従った科名を採用しました。これまで一般的な図鑑などで採用された科名と異なる場合には、これまで採用された科名も記してあります。



