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秋咲きのマンサク? マルバノキの花が見頃です 花だより 2025年 10月26日
10月26日 植物園で見られる植物です。

リュウノウギク(キク科)
本州(宮城県南部・新潟県以西)、四国、九州(宮崎県)の日当たりのよい山地の崖に生える日本に固有な多年草です。複数の株でやや淡い紅色を帯びた白色の舌状花の咲いている様子が見られました。
茎や葉には竜脳に似た香りの揮発性の油が含まれています。

マルバノキ(マンサク科)
本州(中部地方以西)、四国の日当たりのよい岩地に生える落葉低木です。複数の株で暗赤色の小さな花の咲いている様子が見られました。名前はその葉がまるいことに由来するそうですが、花の色が紅色であることからベニマンサクの名前もあります。

ミナヅキ(アジサイ科←ユキノシタ科)
南千島、北海道、本州、四国、九州の山地などに生えるノリウツギの一品種。ひきつづき、複数の株で夏に咲いた白色の花が紅紫色に色づいている様子が見られました。

サトウカエデ(ムクロジ科←カエデ科)
北アメリカ原産の落葉高木です。複数の株で葉が黄色から紅色に色づいている様子が見られました。

ミツバアケビ(アケビ科)
北海道、本州、四国、九州の山野などに生えるつる性の落葉樹です。複数の株で紫色に成熟した果実のついている様子が見られました。

アオツヅラフジ(ツヅラフジ科)
北海道、本州、四国、九州、琉球の山野などに生えるつる性の落葉樹です。藍黒色に成熟した果実のついている様子が見られました。

シオデ(サルトリイバラ科←ユリ科)
北海道、本州、四国、九州の山野に生える雌雄異株の多年草で、茎は他物によりかかります。複数の株で黒色の果実のついている様子が見られました。
若い芽は茹でて食用にされることもあります。
(花の見られる植物)
ウメバチソウ、オヤマボクチ、ゴマナ、シオン、シロヨメナ、ノコンギク、ハバヤマボクチ、ミセバヤ、ヤマシロギクなど。
(実の見られる植物)
アオハダ、アケビ、イヌツゲ、ウバユリ、ウメモドキ、ウラジロノキ、オオマムシグサ、オトコヨウゾメ、カジカエデ、カラコギカエデ、カラタチ、カルイザワテンナンショウ、カンボク、キジカクシ、クマシデ、クロウメモドキ、クロミサンザシ、コクサギ、コブシ、サワシバ、サンザシ、シロヤマブキ、ソヨゴ、チドリノキ、チョウセンゴミシ、ツルウメモドキ、トチバニンジン、ナツハゼ、ナルコユリ、ハナヒョウタンボク、ヒオウギ、ホオズキ、ミヤマウメモドキ、ムラサキシキブ、ヤブサンザシ、ヤブムラサキ、ヤブラン、ワダコブシ(仮)など。
(紅葉・黄葉の見られる植物)
イチョウ、ウリノキ、オオイタヤメイゲツ、オオバマンサク、シラキ、ダンコウバイ、チドリノキ、ツタウルシ、トチノキ、ナツツバキ、ナツハゼ、ニシキギ、ハウチワカエデ、ハナノキ、ヒトツバカエデ、モクゲンジ、ヤマウルシなど。
*この情報は1~2週間程度で更新しますが、天候、気温の急な変化により花の時期を過ぎてしまう場合があります。ご了承ください。
*科名は現在の植物分類学の水準をよく反映しているといわれる分類体系に従った科名を採用しました。これまで一般的な図鑑などで採用された科名と異なる場合には、これまで採用された科名も記してあります。



