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振り返るほどに美しい ミカエリソウの花が見頃です 花だより 2025年 10月5日
10月5日 植物園で見られる植物です。
ミカエリソウ(シソ科)
本州(岐阜県西部~岡山県)、四国(東部)の林に生える日本に固有な半低木です。複数の株で淡い紅色の花の咲いている様子が見られました。ミカエリソウ(見返り草)の名前は、花が美しいので人が振り返って見るという意味で名づけられたそうです。紫紅色の長い雄しべを糸に見立てイトカケソウ(糸掛け草)の名前でよばれることもあります。
ミナヅキ(アジサイ科←ユキノシタ科)
南千島、北海道、本州、四国、九州の山地などに生えるノリウツギの一品種。ひきつづき、複数の株で夏に咲いた白色の花が紅紫色に色づいている様子が見られました。
ノハラアザミ(キク科)
本州(岩手県、秋田県~長野県、愛知県)の低地から山地の草地に生える日本に固有な多年草です。複数の株で淡い紅紫色の花の咲いている様子が見られました。
リンドウ(リンドウ科)
本州、四国、九州、奄美諸島の山野に生える日本に固有な多年草です。複数の株で紫色の花の咲いている様子が見られました。長野県の県花。
ヤマトリカブト(キンポウゲ科)
本州(栃木県~愛知県)の林や林の縁などに生える日本に固有な多年草です。複数の株で青紫色の花の咲いている様子が見られました。
アオハダ(モチノキ科)
北海道(西南部・日高・十勝地方)、本州、四国、九州の低山地の林に生える落葉高木です。複数の株で赤色の果実がついている様子が見られました。
ミヤマウメモドキ(モチノキ科)
本州(東海地方・中部地方中北部・近畿地方北部)の山地の湿原に生える日本に固有な落葉低木です。複数の株で赤色の果実がついている様子が見られました。
(花の見られる植物)
アキノキリンソウ、イヌタデ、ウメバチソウ、オヤマボクチ、キイジョウロウホトトギス、コシオガマ、ゴマナ、サクラタデ、サラシナショウマ、シオン、シュウメイギク、シラネセンキュウ、シロクジャク(仮)、シロバナサクラタデ、シロヨメナ、ススキ、セイタカトウヒレン、セキヤノアキチョウジ、タイアザミ、ナガミノツルキケマン、ナギナタコウジュ、ノコンギク、ハキダメギク、ハナタデ、ヒガンバナ、フジバカマ、ベンケイソウ、ホソバオケラ、ホトトギス(紫花・白花)、マルバフジバカマ、ミズヒキ、ミセバヤ、ミゾソバ、ミョウガ、ムラサキセンブリ、ヤマシロギク、ヤマハッカ、ユウガギク、ヨツバハギなど。
(実の見られる植物)
アオツヅラフジ、アケビ、アブラチャン、イヌツゲ、ウメモドキ、オオマムシグサ、オトコヨウゾメ、カンボク、キジカクシ、クロウメモドキ、クロミサンザシ、コクサギ、コブシ、サンザシ、シオデ、シロヤマブキ、ソヨゴ、チョウセンゴミシ、トチバニンジン、ナツハゼ、ハナヒョウタンボク、ハルナユキザサ、ヒオウギ、ベニバナヤマシャクヤク、ホオズキ、ミツバアケビ、ムラサキシキブ、ヤブサンザシ、ヤブムラサキ、ヤマシャクヤク、ユキザサ、ワダコブシ(仮)など。
(紅葉の見られる植物)
ナツハゼ、ニシキギ、ハナノキ、ヤマザクラなど。
*この情報は1~2週間程度で更新しますが、天候、気温の急な変化により花の時期を過ぎてしまう場合があります。ご了承ください。
*科名は現在の植物分類学の水準をよく反映しているといわれる分類体系に従った科名を採用しました。これまで一般的な図鑑などで採用された科名と異なる場合には、これまで採用された科名も記してあります。