軽井沢で発見された植物　アサマフウロの花が見頃です　花だより　2025年 9月7日

9月7日 植物園で見られる植物です。

　
​アサマフウロ(フウロソウ科)
本州(福島・栃木・群馬・長野・静岡県)の高原の湿り気のある草地に生える多年草です。ひきつづき複数の株で紅紫色の花の咲いている様子が見られました。浅間山麓の軽井沢町追分で採集された標本を基準標本として発表された植物です。

タチフウロ(フウロソウ科)
本州(東北地方南部～中部地方)、四国、九州の山地の草地に生える多年草です。複数の株で淡い紅紫色の花の咲いている様子が見られました。

　
ツルボ(クサスギカズラ科←ユリ科)
北海道(南西部)、本州、四国、九州、琉球の山野の日当たりのよいところに生える多年草です。複数の株で淡い紅紫色の花の咲いている様子が見られました。

シオン(キク科)
本州(中国地方)、九州の山地の湿った草原に生える多年草です。複数の株で淡い青紫色の舌状花と黄色の筒状花の咲いている様子が見られました。

キバナアキギリ(シソ科)
本州、四国、九州の山地の林などに生える多年草です。複数の株で淡い黄色の花の咲いている様子が見られました。

オクモミジハグマ(キク科)
本州(東北地方南部以南)、四国、九州(北部)の山地の日蔭の林に生える多年草です。複数の株で白色の花の咲いている様子が見られました。

ミヤマウメモドキ(モチノキ科）
本州(東北地方・中部地方中北部・近畿地方北部）の山地の湿原に生える雌雄異株の落葉低木です。複数の株で球形の実が赤く色づき始めている様子が見られました。

(花の見られる植物)
アオミズ、アキカラマツ、アキギリ、アキノノゲシ、アケボノソウ、イヌタデ、イボクサ、ウド、エゾミソハギ、オオケタデ、オオヒナノウスツボ、オトコエシ、オミナエシ、カナダアキノキリンソウ、カラスノゴマ、カリガネソウ、キレンゲショウマ、キンミズヒキ、ギンミズヒキ、キンロバイ、ケハギ、ゲンノショウコ(紅花・白花)、コウゾリナ、ゴマナ、サルスベリ、シモバシラ、シラハギ、シラヤマギク、シロヨメナ、ススキ、センニンソウ、タマアジサイ、チヂミザサ、ツリガネニンジン、ツリフネソウ、ツルニンジン、ツユクサ、トゲソバ(＝ママコノシリヌグイ)、ナンテンハギ、ヌカキビ、ヌスビトハギ、ネバリノギク、ノコンギク、ノダケ、ノハラアザミ、ハキダメギク、ハナタデ、ヒキオコシ、ヒゴタイ、ヒメキンミズヒキ、ヒヨドリバナ、フジカンゾウ、フジバカマ、ホソバガンクビソウ、ホトトギス、マツムシソウ、マルバハギ、ミズヒキ、ミソハギ、ミツバフウロ、ミナヅキ、ミョウガ、ムラサキカッコウアザミ、メヒシバ、モミジガサ、ヤチアザミ、ヤブマメ、ヤマジノホトトギス、ヤマニガナ、ヤマハギ、ヤマハッカ、ユウガギク、ユウゼンギク、ヨツバハギ、ワレモコウなど。

(実の見られる植物)
アオツヅラフジ、アブラガヤ、アブラチャン、ウリノキ、カラフトイバラ、クロミサンザシ、コマツカサススキ、トチノキ、トチバニンジン、ナツハゼ、ハマナス、ヒメマツカサススキ、ホオズキ、マルメロなど。

＊この情報は1～2週間程度で更新しますが、天候、気温の急な変化により花の時期を過ぎてしまう場合があります。ご了承ください。

＊科名は現在の植物分類学の水準をよく反映しているといわれる分類体系に従った科名を採用しました。これまで一般的な図鑑などで採用された科名と異なる場合には、これまで採用された科名も記してあります。