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軽井沢で発見された植物 アサマフウロの花が咲き始めました 花だより 2025年 8月24日
8月24日 植物園で見られる植物です。
アサマフウロ(フウロソウ科)
本州(福島・栃木・群馬・長野・静岡県)の高原の湿り気のある草地に生える多年草です。複数の株で淡い紅紫色の花の咲いている様子が見られました。浅間山麓の軽井沢町追分で採集された標本を基準標本として発表された植物です。
レンゲショウマ(キンポウゲ科)
本州(岩手~静岡県、紀伊山地、主に太平洋側の山地)、四国(愛媛県)の山地の林に生える日本に固有な多年草です。ひきつづき複数の株で淡い紅紫色の花の咲いている様子が見られました。園内にはおよそ数百株のレンゲショウマが栽培され、例年8月下旬頃まで楽しめます。
センニンソウ(キンポウゲ科)
北海道(南部)、本州、四国、九州、琉球、小笠原の林の縁などに生える木本性のつる植物です。複数の株で白色の花の咲いている様子が見られました。
ミナヅキ(アジサイ科←ユキノシタ科)
南千島、北海道、本州、四国、九州の山地などに生えるノリウツギの一品種。ひきつづき複数の株で花序の多くが装飾花からなる白色の花の咲いている様子が見られました。
マツムシソウ(スイカズラ科←マツムシソウ科)
北海道、本州、四国、九州の山地の草原などに生える1回繁殖型の多年草です。複数の株で青紫色の花の咲いている様子が見られました。
タマアジサイ(アジサイ科←ユキノシタ科)
本州(宮城県~岐阜県の主に太平洋側)の山地に生える落葉低木です。複数の株で白色の花弁状の装飾花と、紫色の普通花の咲いている様子が見られました。
ヒゴタイ(キク科)
本州(愛知・岐阜・鳥取・広島・山口県)、九州(長崎・大分・熊本県)の低地から山地の乾いた草原に生える多年草です。複数の株で瑠璃色の花の咲いている様子が見られました。
ヤナギタンポポ(キク科)
南千島、北海道、本州、四国の山間の湿地に生える多年草です。複数の株で黄色の花の咲いている様子が見られました。
(花の見られる植物)
アカザ、アキカラマツ、アキノノゲシ、アブラガヤ、イタドリ、イヌタデ、イヌトウバナ、イブキボウフウ、イボクサ、ウド、イワタバコ、エゾミソハギ、エンビセンノウ、オオイヌタデ、オオケタデ、オオヒナノウスツボ、オトギリソウ、オトコエシ、オトコゼリ、オミナエシ、カナダアキノキリンソウ、ガガイモ、カリガネソウ、カワミドリ、キセワタ、キレンゲショウマ、キンミズヒキ、ギンミズヒキ、キンロバイ、クサキョウチクトウ、ケハギ、ゲンノショウコ(紅花・白花)、コウゾリナ、コバギボウシ、サルスベリ、シカクヒマワリ、シシウド、シュロソウ、シラハギ、シラヤマギク、シロネ、シロヨメナ、ススキ、セリモドキ、タチフウロ、タラノキ、チヂミザサ、チョウセンシオン、ツリガネニンジン、ツルボ、ツユクサ、トゲソバ(=ママコノシリヌグイ)、ナツズイセン、ナンテンハギ、ヌスビトハギ、ネバリノギク、ノダケ、ノハラアザミ、ハキダメギク、ヒキオコシ、フクシマシャジン、ミツバフウロ、ミョウガ、ムクゲ、メハジキ、メヒシバ、モミジガサ、ヤブラン、ヤマニガナ、ヤマハッカ、ユウスゲ、ユウゼンギク、ワスレナグサなど。
(実の見られる植物)
アブラチャン、カラフトイバラ、クロミサンザシ、コマツカサススキ、トチノキ、トチバニンジン、ハマナス、ヒメマツカサススキ、ホオズキ、マルメロ、ミヤマウメモドキ、ヤブジラミなど。
*この情報は1~2週間程度で更新しますが、天候、気温の急な変化により花の時期を過ぎてしまう場合があります。ご了承ください。
*科名は現在の植物分類学の水準をよく反映しているといわれる分類体系に従った科名を採用しました。これまで一般的な図鑑などで採用された科名と異なる場合には、これまで採用された科名も記してあります。