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レンゲショウマの花が咲き始めました 花だより 2025年 8月3日
8月3日 植物園で見られる植物です。
レンゲショウマ(キンポウゲ科)
本州(岩手~静岡県、紀伊山地、主に太平洋側の山地)、四国(愛媛県)の山地の林に生える日本に固有な多年草です。複数の株で淡い紅紫色の花の咲いている様子が見られました。
フシグロセンノウ(ナデシコ科)
本州、四国、九州の山地の明るい林などに生える多年草です。複数の株で朱色の花の咲いている様子が見られました。名前は、植物の節が黒いこと、本植物が京都嵯峨の仙翁寺(せんのうじ)で最初に見出されたことから名づけられたそうです。
ヒオウギ(アヤメ科)
本州、四国、九州、琉球の山地の草原に生え、ときに観賞用にも栽培される多年草です。ひきつづき複数の株で橙色で暗赤色の斑点のある花の咲いている様子が見られました。
オニユリ(ユリ科)
北海道、本州、四国、九州の田の畔などに生える多年草です。古い時代に中国から渡来したものでは、との説もあるようです。複数の株で橙赤色で濃色の斑点のある花の咲いている様子が見られました。コオニユリに似ますが、葉の腋に見られる黒紫色の珠芽はコオニユリには見られません。
ハチミツソウ(キク科)
北アメリカ原産で、北海道、本州、四国、九州、琉球の路傍などに生える多年草です。蜜源植物としても知られています。複数の株で黄色の花の咲いている様子が見られました。
オトコエシ(スイカズラ科←オミナエシ科)
北海道、本州、四国、九州、奄美の山野にふつうな多年草です。複数の株で白色の花の咲いている様子が見られました。腐った豆腐のような臭いに似ているので中国では「敗醤」の名前があるそうです。秋の七草のひとつとして知られるオミナエシとは同じスイカズラ科オミナエシ属植物に分類されます。
キキョウ(キキョウ科)
北海道、本州、四国、九州、奄美の山野の草地に生える多年草です。複数の株で青紫色や白色の花の咲いている様子が見られました。根茎を水洗いし、細かい根を取り除き乾燥させたものは漢方の「桔梗根」で薬用にされるそうです。
(花の見られる植物)
アキカラマツ、アブラガヤ、アメリカホドイモ、イタドリ、イヌゴマ、イヌトウバナ、イブキボウフウ、ウシタキソウ、ウバユリ、エゾカワラナデシコ、エゾミソハギ、オオイヌタデ、オオケタデ、オオセンナリ、オオバギボウシ、オカトラノオ、オトギリソウ、オニドコロ、オミナエシ、カタバミ、カノツメソウ、カワミドリ、キクイモモドキ、キヌタソウ、キハギ、キンミズヒキ、ギンミズヒキ、キンロバイ、クサアジサイ、クサキョウチクトウ、クサコアカソ、クサノオウ、クサフジ、クルマバナ、ケハギ、ゲンノショウコ(紅花・白花)、コウゾリナ、コカモメヅル、コバギボウシ、サワギキョウ、シカクヒマワリ、シキンカラマツ、シデシャジン、シュロソウ、シラヤマギク、シロネ、セリモドキ、ソバナ、ダイコンソウ、チョウセンキンミズヒキ、チョウセンシオン、ツユクサ、トゲソバ(=ママコノシリヌグイ)、トゲハアザミ(仮称)、トモエソウ、ナベナ、ヌスビトハギ、ヌマトラノオ、ネバリノギク、ノカンゾウ、ノハラアザミ、ハエドクソウ、ハキダメギク、ヒメキンミズヒキ、ヒメマツカサススキ、ヒヨドリバナ、ヒルガオ、フジカンゾウ、ボタンヅル、マイサギソウ、マツムシソウ、マルバヌスビトハギ、ミズヒキ、ミツバオオハンゴンソウ、ミツモトソウ、ミヤギノハギ、ミヤマカラマツ、ムクゲ(白花・淡紅紫色花)、ヤナギタンポポ、ヤブカンゾウ、ヤブジラミ、ヤマタイミンガサ、ヤマハギ、ヤマユリ、ユウガギク、ユウスゲ、ユウゼンギク、ワスレナグサなど。
(実の見られる植物)
アブラチャン、ウリノキ、エビガライチゴ、カラフトイバラ、ザリコミ、トチバニンジン、ニワウメ、ハマナス、フウリンウメモドキなど。
*この情報は1~2週間程度で更新しますが、天候、気温の急な変化により花の時期を過ぎてしまう場合があります。ご了承ください。
*科名は現在の植物分類学の水準をよく反映しているといわれる分類体系に従った科名を採用しました。これまで一般的な図鑑などで採用された科名と異なる場合には、これまで採用された科名も記してあります。