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ヤマユリが見頃です 花だより 2025年 7月21日
7月21日 植物園で見られる植物です。
ギンバイソウ(アジサイ科←ユキノシタ科)
本州(関東以西)、四国、九州の林の沢沿いの傾斜地などに生える日本に固有な多年草です。複数の株で白い梅のようなの花の咲いている様子が見られました。
ヤマユリ(ユリ科)
北海道、本州(東北地方~近畿地方)などの山地や丘陵地に生える日本に固有な多年草です。産地にちなんで吉野百合(ヨシノユリ)、鳳来寺百合(ホウライジユリ)、叡山百合(エイザンユリ)などといわれることもあります。複数の株で白色で赤褐色の斑点のある花の咲いている様子が見られました。
マツムシソウ(スイカズラ科←マツムシソウ科)
北海道、本州、四国、九州の山地の草原などに生える一回繁殖型の多年草です。複数の株で青紫色の花の咲き始めている様子が見られました。
シデシャジン(キキョウ科)
本州、九州の山地に生える多年草です。複数の株で青紫色の花の咲き始めている様子が見られました。名前は、細かく裂けた花弁を神前に供える紙垂(しで)にたとえ名づけられたそうです。
エゾカワラナデシコ(ナデシコ科)
北海道、本州(中部以北)の低地の草原などに生える多年草です。ひきつづき複数の株で紅紫色の花の咲いている様子が見られました。
ノカンゾウ(ススキノキ科←ワスレグサ科←ユリ科)
本州、四国、九州、琉球の野原などに生える多年草です。複数の株で橙赤色の花の咲いている様子が見られました。花は1日花で昼間だけ咲いているようです。
エビガライチゴ(バラ科)
北海道、本州、四国、九州の林の縁などに生えるつる状の小低木です。複数の株で球状で赤色の果実のついている様子が見られました。名前は、茎と葉柄に紅紫色の粗い毛が多く、これをエビの殻にたとえ名づけられたそうです。
この他、アメリカホドイモ、イブキボウフウ、ウシタキソウ、ウマノミツバ、エゾオオヤマハコベ、エゾミソハギ、オオダイコンソウ、オオバギボウシ、オカトラノオ、オトギリソウ、オニドコロ、オミナエシ、カセンソウ、カッコウチョロギ、カワミドリ、キキョウ、キクイモモドキ、キツネノボタン、キヌタソウ、キハギ、キンロバイ、ギンロバイ、クサアジサイ、クサキョウチクトウ、クサノオウ、クサフジ、クルマバナ、ケハギ、ゲンノショウコ(紅花・白花)、コカモメヅル、コノウゼンカズラ、コバノカモメヅル、コマツナギ、ザリコミ(果実)、サンカヨウ(果実)、シオデ、セイヨウフウチョウソウ、セリモドキ、ダイコンソウ、タイマツバナ、タニタデ、チダケサシ、チョウセンキンミズヒキ、チョウセンシオン、ツユクサ、トチバニンジン(果実)、ナンテン、ヌマトラノオ、ネジバナ、ノリウツギ、ハエドクソウ、ハキダメギク、ハチミツソウ、ハンゲショウ、ヒメマツカサススキ、ヒヨドリバナ、ヒルガオ、ミズヒキ、ミツバ、ミツモトソウ、ミヤマカラマツ、メタカラコウ、モクゲンジ、ヤブカンゾウ、ヤブジラミ、ユウガギク、ユウスゲ(=アサマキスゲ)、ユウゼンギク、リョウブ、ワスレナグサなどご覧いただけます。
*この情報は1~2週間程度で更新しますが、天候、気温の急な変化により花の時期を過ぎてしまう場合があります。ご了承ください。
*科名は現在の植物分類学の水準をよく反映しているといわれる分類体系に従った科名を採用しました。これまで一般的な図鑑などで採用された科名と異なる場合には、これまで採用された科名も記してあります。