本文
軽井沢に生息する特定外来生物(植物)
特定外来生物とは?
国内外を問わず、従来の分布域ではない地域に人為的に移動した動物や植物を「外来生物」といいます。そのうち、海外起源の外来生物で、従来の生態系、人の生命や身体、農林水産業に特に大きな影響を及ぼす、または影響を及ぼすおそれがあるとして、「外来生物法(特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律)」により環境省が指定したものを「特定外来生物」といいます。
特定外来生物(※植物の場合、個体だけではなくその種子も含む)の飼育や栽培・保管・運搬・輸入などは外来生物法によって原則禁止されています。これらの項目に違反した場合、懲役3年以下もしくは300万円以下の罰金(個人の場合)が科せられます。
町内にも特定外来生物(植物)が生息しています!
軽井沢町内には以下の特定外来生物(植物)の生息が確認されています。
特定外来生物はいずれも 繁殖力が強く、従来から存在する植物の育成環境を脅かす存在であり、放置すると軽井沢の自然環境や景観が破壊されてしまいます。また、一度でも繁殖を許してしまうと、駆除するにはたくさんの時間や労力が必要になります。町内に従来から生息する動植物を保護し、美しい景観を守るため、それぞれの特定外来生物の特徴を確認し、 早期の発見・駆除・拡散防止 に協力をお願いします。
特定外来生物(植物)駆除啓発チラシ [PDFファイル/960KB]
オオハンゴンソウ
オオハンゴンソウは、北アメリカ原産のキク科の多年草です。明治時代中期に観賞用として輸入されたものが野生化し、現在では日本全国に広く分布しています。繁殖力・生命力が非常に強く、絶滅危惧種を含む在来生物を駆逐してしまう恐れがあることから、特定外来生物に指定されました。
町内では道端や草地のほか、川沿いなどの湿った場所での繁殖が確認されています。
オオハンゴンソウの特徴
【茎】高さ0.5メートル~3メートル
【葉】深い切れ込みがある
【花】直径6センチメートル~10センチメートル
花弁は黄色いへら状で、花の中央部分は黄緑色
【種子】1株あたり約1,600個の種子を生成する
休眠性があり、土の中で数年間発芽能力を維持できる
【開花時期】7月~10月
【結実時期】8月~11月
オオハンゴンソウの特徴〈長野県外来種対策ハンドブックより〉 [PDFファイル/1.07MB]
オオハンゴンソウの見分け方〈環境省ホームページより〉 [PDFファイル/1.67MB]

オオハンゴンソウの群生(令和8年8月、町内で撮影)

オオハンゴンソウの群生(令和8年8月、町内で撮影)

オオハンゴンソウの花

オオハンゴンソウの葉
ヤエザキハンゴンソウ
ヤエザキハンゴンソウは別名『ハナガサギク(花笠菊)』ともいい、オオハンゴンソウの園芸種です。茎や葉の特徴はオオハンゴンソウと同じですが、花弁が密集した半球状の花を咲かせるのが特徴です。
町内では日当たりのよい道端や農地、住宅の庭先などでの繁殖が確認されています。
ヤエザキハンゴンソウは花をつけると見栄えが良いため、住宅の庭先に生えたものを放置してあったり、草刈りの際にあえて刈り残している例が町内各所で見られますが、特定外来生物としてはオオハンゴンソウと同様の取り扱いとなるため、法律により栽培や運搬などが原則禁止されています。身近にある場合は速やかに駆除してください。
ヤエザキハンゴンソウの特徴
【茎】高さ0.5メートル~2メートル
【葉】深い切れ込みがある
【花】直径4センチメートル~7センチメートル
黄色い花弁が密集し、半球状になる
【開花時期】7月~10月
【結実時期】8月~11月

ヤエザキハンゴンソウの群生(令和8年8月、町内で撮影)

ヤエザキハンゴンソウの花

ヤエザキハンゴンソウの葉
オオキンケイギク
オオキンケイギクは、北アメリカ原産のキク科の多年草で、コスモスに似た花を咲かせます。かつては園芸用として販売されていたほか、工事の際に法面の緑化に使用されるなど一般に流通していましたが、強靭で繁殖力が強く、絶滅危惧種を含む在来生物を駆逐してしまう恐れがあることから、特定外来生物に指定されました。
町内では日当たりの良い道端や農地などでの繁殖が確認されています。
オオキンケイギクの特徴
【茎】高さ0.5メートルか~0.7メートル
【葉】細長いへら状
【花】直径5センチメートル~7センチメートル
黄色または橙色で、花弁の先端は不規則な鋸状になっている
【種子】休眠性があり、土の中で数年間発芽能力を維持できる
【開花時期】5月~7月
【結実時期】6月~10月
オオキンケイギクの特徴〈長野県外来種対策ハンドブックより〉 [PDFファイル/1.01MB]
オオキンケイギクの見分け方〈環境省ホームページより〉 [PDFファイル/2.7MB]
オオキンケイギク(令和6年7月、町内で撮影)

オオキンケイギクの花

オオキンケイギクの葉
アレチウリ
アレチウリは、北アメリカ原産のウリ科のつる性植物です。北アメリカからの輸入大豆に混入した種子によって日本に移入したと言われており、現在では日本全国に広く分布しています。強靭で繁殖力が強く、つるを伸ばして他の植物を覆い、日光を遮ることで在来生物や農作物を駆逐してしまう恐れがあることから、特定外来生物に指定されました。
町内では河川敷や農地、道路の法面、未利用地などでの繁殖が確認されています。
アレチウリの特徴
【発芽時期】5月~10月
【茎】長いもので10メートル以上に生育
粗い毛が密生したつる状
巻きひげで他物に絡みつき拡がる
【葉】直径10センチメートル~20センチメートル
五角形でハートのような形
【花】直径約1センチメートルで黄白色
【果実】直径約3センチメートルの金平糖のような形で、鋭いとげが密生している
【種子】個体によっては5,000個以上の種子をつけることがある
休眠性があり、土の中で数年間発芽能力を維持できる
【開花時期】8月~10月
【結実時期】9月~11月
アレチウリの特徴〈長野県版外来種対策ハンドブックより〉 [PDFファイル/1016KB]
アレチウリの見分け方〈環境省ホームページより〉 [PDFファイル/1.2MB]

未利用地を覆うアレチウリ

アレチウリの葉

アレチウリの巻きひげ

アレチウリの花

アレチウリの果実
特定外来生物(植物)駆除のポイント
◆根ごと掘り取る
地中から根の全体を掘り取ることで、根絶を目指すことができます。ただし、わずかに残った根の破片からでも再生してしまう恐れがあるため、根を残さないように掘り取ることが重要です。
◆地上部分を刈り取る
種子ができる前に地上部分を刈り取ることで、繁殖を防ぐことができます。しかし、地中に残った根から再生するため、根絶のためには根ごと掘り取る必要があります。
◆種を付ける前に駆除する
種を付ける前に駆除することで繁殖を防ぐことができます。
◆繰り返し駆除する
地中に残った根や種から数年にわたり発芽することがあります。1回の駆除で終了ではなく、発芽が見られなくなるまで繰り返し駆除してください。
◆駆除した特定外来生物は「可燃ごみ」へ
特定外来生物は、法律により生きた状態での運搬が禁止されています。駆除した特定外来生物は袋に入れて密封し、数日間そのまま放置するなどして必ず枯れさせてください。枯れさせた後は「可燃ごみ」の町指定ごみ袋に入れて最寄りのごみ集積所へ排出するか、じん芥処理場へ搬入してください。
その他
このページで紹介した特定外来生物や、その他の特定外来生物についての詳細は、長野県のホームページ<外部リンク>、環境省のホームページ<外部リンク>をご覧ください。



