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「広報かるいざわ」の音訳ボランティアをしてくださっている軽井沢図書館朗読ボランティア「オオルリ」を紹介します。
音訳とは、視覚に障害のある方のために、書籍や雑誌、新聞などの内容を音声にして伝える活動です。
朗読が好きで、視覚障がい者のために役に立ちたいとの思いから、2013年に約40名で活動を始めました。現在は、堀辰雄文学記念館や追分宿郷土館、町内小学校、町内高齢者施設で朗読活動を行っているほか、「広報かるいざわ」の音訳を行っています。
※音訳データについては、「広報かるいざわ」のページをご覧ください。
「広報かるいざわ」は、下読み→担当者割り振り→各自下読み→音声録音→校正を約8名で1週間ほどかけて仕上げます。下準備として、アクセント(単語レベルの音の高低)やイントネーション(文章全体の音の高低)、名前や地名の読み仮名の確認を行い、音声録音中は、メンバー同士で誤りがないかをチェックします。同時にパソコンを使って音声編集を行います。
「広報かるいざわ」を誰よりも熟読してくださっている皆さん。音訳には相当な時間と労力がかかりますが、メールやアプリを活用しながら、チームワークで、質の高い音訳に取り組んでいます。
▲音声録音の様子(木もれ陽の里)
▲音声録音の様子(中軽井沢図書館の防音室)
「『何を伝えたいのか』ということが、一番わかる朗読を目指したい。」と代表の池さん。その裏付けとなる知識の積み上げや正確性の向上を図るため、月1回の勉強会や振り返りを行い、スキルを磨いているそうです。
「広報かるいざわ」の音訳については、「長年取り組んできた広報の音訳が町のホームページに掲載されるようになり、プレッシャーもありますが、その分達成感もあります。多くの方に聞いていただけると嬉しいです。」と話していました。
今回の取材を通して、朗読や音訳に対する皆さんの強い責任感と熱意を感じました。これからも「広報かるいざわ」をよろしくお願いします!
※図書館での対面朗読のお手伝いも行っています。詳しくは中軽井沢図書館<外部リンク>へお問い合わせください。
▲「オオルリ」の皆さん