日本財団ボランティアセンター事業部災害担当チームの高野さん、中村さんを講師にむかえ、『災害ボランティア研修入門編』を開催しました。 ※「高」は正確には「はしごだか」です。
災害発生時は、社会福祉協議会(社協)が災害ボランティアセンターを立ち上げ運営を行うこと、傾いた家の作業など危険を伴う活動は、安全性の観点から専門性をもった災害NPO・NGOが対応していること、惨事ストレスはそのままにせず誰かに話すこと、災害時に役立つ5種の神器(J=ジャッキ、C=チェーンソー、B=バール、H=ハンマー、R=ロープ)、被災地の写真を用いた現地の様子など、様々なお話を伺うことができました。
後半のワークショップでは、防災カードゲーム(クロスロード)を使って、災害時のジレンマに対する考え方をグループごとに共有しました。最後に、町が管理している防災備品(テント、ベッド、トイレ)を参加者の皆さまに見ていただきました。
参加者の感想
- 個人のボランティアでも出来る作業、技術のある者でなくては出来ない作業について具体的にわかった
- 人の心に寄り添う活動であることを学んだ
- 自助を考えることも大切だと思った
- 5種の神器は知らなかった
- ボランティア観点だけでなく、自分が被災するとどうなるのか、どう備えれば良いのか、を知ることができた
- 自助・共助・公助の言葉が印象に残った
- いざ行くとなると体力面など考えることが多いが、自分ができることをやりたいと思う
- 防災ゲームは人によって意見が全く違うことが学びになった
■日本財団ボランティアセンターでは、災害ボランティア研修入門編以外にもケーススタディ編をオンラインで実施しています。また本研修でご紹介した道具を実際に使いながら、実践に即した対面形式の研修も行っています。
ご興味のある方は、日本財団ボランティアセンターが運営するボランティアプラットフォーム「ぼ活!」<外部リンク>をご覧ください。
『災害ボランティア研修入門編』終了
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開催概要 |
| 日時 |
令和7年10月26日(日曜日) 13時30分~15時30分 |
| 場所 |
軽井沢町中央公民館 大講堂 |
| 講 師 |
日本財団ボランティアセンター 事業部 災害担当チーム
■高野 葉朗(タカノハロウ)氏 ※「高」は正確には「はしごだか」です
熊本地震の災害支援に一般ボランティアとして参加。2019年に前身の日本財団学生ボランティアセンターへ転職し、現在は、重機やチェーンソー等の講習でスキルを磨きながら、被災地活動・ボランティア派遣のコーディネート・災害関連セミナーを担当している。
■中村 桜笑子(ナカムラサエコ)氏
学生時代、災害ボランティアを含むボランティア活動に参加。2024年4月より日本財団ボランティアセンターへ就職。社会人2年目の現在は、被災地活動、ボランティア派遣のコーディネート・引率・災害関連セミナーを担当している。
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| 内容 |
第1部 講義
多くの災害現場で活動してきた日本財団ボランティアセンターのスタッフが、災害ボランティアに参加する前に知っておきたい準備や心構え、現地での行動のポイント、被災地の様子についてお話します。
第2部 ワークショップ
防災教育教材を使用したゲーム(クロスロード※)や町が管理する防災備品(テント、トイレ、ベッドなど)の展示・体験会を行います。ぜひ近くで触れてみてください。
※クロスロードとは、災害時に選択を迫られる「正解のない問い」を参加者自らの問題として考えることで、実践的な対応や自分とは異なる意見・価値観の存在への気づきを学ぶ、カード式の防災ゲームです。
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| 参加費 |
無料 |
| 定 員 |
先着40名(どなたでもご参加いただけます)
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サポート
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文字支援、手話通訳 |
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お問い合わせ
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軽井沢町役場総合政策課まちづくり推進室
電話 45-2500
メール townplan@town.karuizawa.nagano.jp
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