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歴史民俗資料館だより【令和4(2022)年度】 

2022年8月1日 更新

2022年8月号 ー葉月ー

 

先月は後半まで肌寒い日がありましたが、いよいよ軽井沢も日中は夏らしい暑さを感じる月となりました。とはいえ、この暑さもお盆まで。またすぐに秋に向かっていく軽井沢の短い高原の夏を楽しみながら、木々に囲まれて涼しい歴史民俗資料館にもぜひ足をお運びください。

 

【文化講座(7/17)のご報告】

先月17日(日)、愛知淑徳大学の吉田竜也先生をお招きし、現在公開中の特別企画展「正宗白鳥展」にちなんだご講演、「正宗白鳥―その足跡と軽井沢―」を実施いただきました。連休の中日にもかかわらず、会場はほぼ満席で、講演会を聞くために遠方からお越しになった参加者もいらっしゃいました。

白鳥氏の評論の紹介ではそのあまりの辛辣な書きっぷりに会場に笑いが起きたり、特別展では展示しきれなかった資料の解説をしてくださったり、白鳥氏夫人であるつね氏の手記をご紹介いただいたりと、盛りだくさんの内容!参加者の方からは、先生の人柄が親しみやすくわかりやすかった、おもしろかった、とのお声をいただきました。

軽井沢にゆかりのある文学者について、楽しみながら理解を深められた講演会でした。軽井沢までお越しくださいました吉田先生、参加者の皆様、本当にありがとうございました!

講演会風景(吉田竜也先生)

(講演会風景。左手奥が吉田先生)

 

【文化講座(9/3)のご案内】

9月3日(土)に、『アウトサイダーたちの太平洋戦争―知られざる戦時下軽井沢の外国人』
(芙蓉書房出版、2021年)の著者である高川邦子氏を講師に招き、文化講座を開きます。講座の詳細につきましては、こちらのページをご確認ください。※参加には、事前の予約が必要となります。

 

【秋季特別展のご案内】

資料館では、来月9月1日(木)から10月31日(月)まで、秋季特別展「ポール・ジャクレー展」~軽井沢を愛したフランス人浮世絵師 ポール・ジャクレー木版画展~を実施します。その生涯のほとんどを日本で過ごした氏の木版画作品の中から、20点余りをご紹介する展示です。

 

ポール・ジャクレー展チラシ

 

開催概要の詳細につきましては、こちらのページをご確認ください。

 

(今月は展示品のご紹介はお休みします。来月をお楽しみに!)

 

 


2022年7月号 ー文月ー

 

梅雨寒も過ぎ、夏らしい陽射しが見られ、日なたでは少し汗ばむ季節となりました。一方で、夏の軽井沢名物、霧がよく見られる季節でもあります。高すぎる湿度は文化財には大敵ですが、美しい苔庭や、ひんやりとした静寂など、軽井沢らしい風景・時間を作り出してくれます。

 

【特別企画展のご案内】

資料館では、今月7月9日(土)から8月31日(水)まで、特別企画展「正宗白鳥展 ~拝啓 正宗様~ 白鳥に宛てた書簡を中心に」を実施します。雲場池そばに別荘を持ち、戦中・戦後の17年を、厳しい冬を含めた四季を通じて軽井沢で過ごした白鳥氏(小説家・劇作家・評論家)の足跡をご紹介する展示です。

 

正宗白鳥展チラシ(表)

 

開催概要や文化講座の詳細につきましては、こちらのページをご確認ください。

 

【展示品のご紹介】

先月は、縄文時代の石鏃(矢じり)をご紹介いたしました。

今月は、縄文土器の展示ケースの反対側にある、開館当初は館長室だった部屋に展示されている、こちらの資料です…!

 

杉浦非水・翠子 合作色紙(浅間山と教会)

 

こちらは、大正~昭和中期に活躍された歌人の杉浦翠子氏と、その夫であり日本画家の杉浦非水氏の合作の色紙です。歌は翠子氏が書き、絵は非水氏が描いています。右奥に見えるのは、煙を上げている浅間山でしょう。

資料館の入口脇には、杉浦翠子氏の歌碑が中軽井沢の別荘から移築され、保存されています。碑に書かれた歌の中にも浅間山が登場しますが、そこに書かれた心情と光景が、自分のものとしてよみがえるような素晴らしい作品です。

先にご紹介しました正宗白鳥氏とほぼ同年代のお二人ですので、ぜひ特別展と併せて、戦前から活躍され、軽井沢を愛し、戦後も多くの作品を生み出し続けた両氏の作品から見えるものを感じていただければ幸いです。

 

 


2022年6月号 ー水無月ー

 

雨の日が増えてきました。先月は若々しい鮮やかな黄緑色だった草木も、すっかり若芽から濃い緑へと移り変わり、夏には気持ちの良い木陰を作ってくれることでしょう。

 

【盆栽講座】

さて、資料館では、5月14日(土)に盆栽講座を実施しました。

江戸時代後期には庶民の間でも楽しまれていた盆栽を、浅間山の焼石を使って作ることで、軽井沢の歴史や自然に触れていただく講座となっています。

ハンマーとのみを使った作業では、最初は思うように穴が掘れなくても、だんだんと慣れてきて、今年も参加者の方全員がオリジナルの盆栽を完成させることができました。

 

作業風景集合写真

 

(1枚目)制作風景 (2枚目)参加者で記念撮影

自分で作った石の器に、離山に自生する植物を寄せ植えにした盆栽には、自然と毎日お世話をしたくなるような愛着を感じていただけたのではないかと思います。

参加されたみなさま、お疲れ様でした!

 

↓完成した盆栽はこちら

盆栽_完成品

 

 

【展示品のご紹介】

先月は、展示室正面の道標・馬頭観音をご紹介させていただきました。

これらの石造物をあとにして、順路の最初に展示されているのが…

 

石鏃石鏃(アップ)

 

…縄文時代の「石鏃(せきぞく)」です。石鏃は「矢じり」のことを言い、縄文時代の特徴として、有名な「縄文土器」と並んで挙げられるのが、この石鏃を用いた「弓矢」です。縄文人が弓矢を使い始めたのはなぜか、考えてみるのも面白いですね。

(1枚目の写真ですが、1つだけ、石鏃ではない石器が含まれています。正解は、実際の展示をご覧ください!)

 

この石鏃は、「黒曜石(こくようせき)」と呼ばれる透明なガラス質の石でできています。割ると鋭利なナイフのような道具が作れるため、旧石器時代から利用されていました。2枚目の写真をよく見ると、周辺部分も細かく加工していることがわかります。

 

黒曜石は火山性の石であり、どこでも採れるわけではありません。ですが、長野県には良質な黒曜石の産地が複数あります。茂沢南石堂遺跡出土の石鏃は、長和町の和田峠で採れる黒曜石とされており、現代の道でも60~70km離れた場所から持ち込まれています。

 

理化学分析により、長野県の黒曜石が県外各地に運ばれていったこともわかっており、当時のモノの動きがとても広範囲に及んだことが見てとれます。私たちが思う以上に、遠く離れた場所から様々なものを交易で手に入れて、豊かに暮らしていたのかもしれませんね。

 

 

【燻蒸に伴う閉館期間のお知らせ】

歴史民俗資料館・旧近衛文麿別荘(市村記念館)では、資料の保存を目的とした防虫・防カビ対策として、館内ガス燻蒸を実施します。そのため、下記の日程で臨時休館となります。

 

期間中は危険防止のため施設周辺には近づけませんので、故意に立ち入ることのないようご協力ください。皆さまにはご迷惑をお掛けしますが、ご理解・ご協力の程よろしくお願いいたします。

 

 臨時休館期間 6月13日(月)から6月20日(月) 

  (6月21日(火)から通常通り開館します。)

 

※期間中の問い合わせ先:教育委員会 文化振興係(TEL 0267-45-8695)

 

 


2022年5月号 ー皐月ー

 

軽井沢でも、すっかり上着を羽織る機会が減ってきました。

芽吹きの季節を迎えた、新緑の美しい離山公園内は、まだ人も少なく、静かに散策を楽しむことができます。

 

アズマイチゲ(1枚目)やカタクリ(2枚目)の花も、可憐に咲いていました。

鳥のさえずりや、追いかけっこをするリスの姿など、離山の裾野ならではの自然も感じられます。

 

アズマイチゲ カタクリ

 

4月号では縄文の展示コーナーをご紹介しましたので、5月号では、こちらをご案内します!!

 

道標・馬頭観音

 

…はい、少し渋かったでしょうか?

当館展示室入口を入ってすぐに皆様をお出迎えしている、「道標(みちしるべ)」(左)

と「馬頭観音」(右)です。

 

馬頭観音は、必ずしも観音様が彫られているわけではなく、「馬頭観音」の文字のみ記されているものも、数多くみられます。この資料の場合は、正面向かって左側の面に記されていますので、ぜひ確認してみてください。

 

ありふれたように見える石造物ですが、それだけよく見かけるのには、理由があります。

現在見られる道標・馬頭観音が多く立てられたのは、江戸時代に入ってから。五街道が整備され、人々が旅をするときに迷ってしまい、事故にあったりしないようにと、道中の安全を願って、路傍に立てられました。

 

ふと、道を歩いていて、これらの石造物を見かけたら、そういった昔の人の思いや、その道が古い時代から多くの人に利用されてきた道なのだな…と、過去に思いを馳せてみてください。

 


2022年4月号 ー卯月ー

 

令和4年度が始まりました。

 

資料館は、本日4月1日(金)から開館です。

今年度は、町内の縄文時代の遺跡 茂沢南石堂遺跡から出土した遺物を展示しているコーナーを少しだけチェンジしました。大規模な展示替えではなく、ささやかなものですが、皆さんに見ていただければ幸いです。

展示写真

 

 

新型コロナウイルスの感染拡大は収まったわけではありませんが、感染対策をしたうえで軽井沢にもお越しください。

 

※当館では、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、引続き検温を実施し、消毒液、チェックシートを設置しています。みなさまのご協力をお願いいたします。

 

 

 

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このページに関するお問い合わせ

教育委員会 生涯学習課 歴史民俗資料館
電話番号:0267-42-6334
電子メール:shiryoukan(アット)town.karuizawa.nagano.jp
備考:メール送信時はE-mailアドレスの(アット)を半角@に変換してから送信下さい。