2023年9月27日 更新
乳幼児突然死症候群(SIDS)は、何も予兆や既往歴もない乳幼児に突然の死をもたらす疾患であり、乳児の死亡原因の上位を占めています。
日本での発症頻度はおおよそ6,000~7,000人に1人と推定され、生後2か月から6か月に多く、稀には1歳以上で発症することがあります。
⑴1歳になるまでは、寝かせる時はあおむけに寝かせましょう
⑵できるだけ母乳で育てましょう
⑶たばこをやめましょう
乳幼児突然死症候群について リーフレット(PDF/372KB)
睡眠中に赤ちゃんが死亡する原因には、乳幼児突然死症候群(SIDS)のほか、窒息などによる事故があります。
★窒息事故防止のための3つのポイント★
⑴ベビーベッドに寝かせ、柵は常に上げておきましょう
できるだけベビーベッドを使用し、国が定めた安全基準の検査に合格した製品であることを示す、PSCマークが貼付されたベビーベッドを選びましょう。また、赤ちゃんは日々成長し、できることが増えるため、動かないだろうと油断せず、転落しないように、柵は常に上げておきましょう。赤ちゃんの頭や身体がかさまれないよう周囲の隙間やベッド柵と敷布団・マットレスの隙間をなくしましょう。
⑵敷布団・マットレス・枕は固めのものを、掛け布団は軽いものを使いましょう
ふかふかした柔らかい敷布団・マットレス・枕は、うつぶせになった場合に顔が埋まってしまい、鼻や口がふさがれて窒息するリスクがあります。赤ちゃん用の固めの寝具を使いましょう。
掛け布団は、赤ちゃんが払いのけられる軽いものを使用し、顔にかぶらないようにしましょう。また、保護者が添い寝をする時は、赤ちゃんを体や腕で圧迫しないように注意しましょう。
⑶口や鼻を覆ったり、首に巻き付くものは置かないようにしましょう
赤ちゃんは、寝返りをしたり、ずり上がったり、寝ている間も動き回ります。このため、枕、タオル、衣服、よだれ掛け、ぬいぐるみなどが口や鼻を覆ったり、ヒモなどが首に巻き付いたりしてしまうリスクがあります。