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軽井沢町内の交通安全のポイントについて
交通安全は、私たち一人ひとりの意識と行動が地域全体の安心・安全を支える重要な要素です。交通安全に対する住民の意識の向上と啓発を図り、交通事故ゼロを目指しています。
安全な地域社会を築くためには、ドライバー、歩行者、自転車利用者がそれぞれの立場で交通ルールを守り、互いを思いやる心を持つことが不可欠です。交通事故は誰にでも起こりうる問題であり、その防止には日常的な注意と正しい知識が求められます。
1.軽井沢町の交通事故発生状況
町内の交通事故発生状況は、コロナ禍以降の観光需要の回復とともに、発生件数が増加傾向にあります。事故の特徴としては、事故発生場所は国道18号が多く、約半数が追突事故となり、週末に多発する傾向です。
2.軽井沢町内での運転傾向と危険箇所
軽井沢町では、運転傾向や町内の交通危険箇所を見える化するため、職員が運転する自家用車等にタグを設置し、令和6年5月1日から同年5月31日まで実証調査を行いました。
運転傾向及び危険箇所は以下のとおりとなります。
運転傾向
区分 | 時間帯 | 発生特徴 |
---|---|---|
前方衝突警告 | 7~10時・16~19時 | 通勤時間帯 |
急加速 | 13~16時・16~19時 | 午後・夕方 |
急ブレーキ | 7~10時 | 朝 |
なお、週末や繁忙期等においては、時間帯等に関係なく事故が発生する傾向にありますので、町内を運転する皆様は上記の時間に限らず、安全運転を心掛けてください。
危険箇所
軽井沢町内の急加速、急ブレーキ、前方衝突警告などを見える化した「交通安全マップ」を作成しました。運転する際には特に注意が必要な箇所となっていますので、ドライバーの方は時間に余裕をもって安全運転を心掛けましょう。
3.自家用車等を安全に運転するポイント
(1)交通事故が発生しやすい場所
主要幹線道路沿い(特に国道18号線やバイパス付近)は、車の通行量が多く、特に観光シーズン中は渋滞や混雑が発生します。
交差点付近 | 信号機のない交差点や見通しの悪い交差点では、右左折時の接触事故に注意 |
観光地周辺 | 駐車場への出入りや歩行者の横断が多く、車両と歩行者の事故に注意 |
その他 | 冬季は積雪や凍結が原因のスリップ事故などに注意 |
(2)発生しやすい状況
- 歩行者・自転車との接触事故は、歩道が狭い場所や横断歩道が不明瞭な場所で起きやすい。
- 観光客による不慣れな運転 地理に不慣れな観光客が急停止や急ハンドルを行い、追突事故を引き起こす場合がある。
- 自然環境による影響は冬季の凍結路面や、雨天時などの視界不良により事故が発生。
(3)自家用車等を運転する方へ
- 速度の遵守:特に生活道路や観光地周辺では速度を控えめにする。
- 横断歩道の安全確認:横断歩道を渡る歩行者を優先する。
- 駐停車場所の徹底:道路沿いの無断駐車や違法駐車をしない。
(4)歩行者や自転車利用者へ
- 明るい服装や反射材を着用するなど、夜間や早朝の視認性を高める。
- 横断時の確認として 車が来ないかをしっかり確認して横断する。
町外者の方は慣れない道路を運転しますので、いつも以上に慎重な運転を心掛けていただくとともに、 目的地までの道のりや駐車場の位置を事前に調べ、無理な運転(路上駐車含む)を避けるようお願いします。
また、町民の方は通い慣れてる道でも、「だろう」運転をやめ、あらゆる危険を想定して余裕を持った運転を行う「かもしれない」運転を意識し、事故の未然防止をお願いします。
4.町内事故発生箇所(一部)
軽井沢警察署等からの情報をもとに過去に人身事故が発生した場所を地図に掲載しました。町内を運行する際の参考としてください。
なお、事故発生場所以外でも事故発生リスクはありますので、運転する場合は安全運転を心掛けてください。
出典:地理院地図を編集
※ポイントなる場所はあくまでも目安としてください。