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定例記者会見 令和6年10月30日

ページID:0002384 更新日:2025年1月20日更新 印刷ページ表示

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15時30分 開会
司会 情報推進課長
 定刻になりましたので、ただいまより定例記者会見のほうを始めさせていただきます。
 本日はお忙しいところお集まりいただきまして、ありがとうございます。
 司会を務めさせていただきます情報推進課長の中山と申します。よろしくお願いいたします。
 本日の記者会見案件が2点ございます。まず1点目が信州オープンドアスクール仮称についてでございます。本件につきましては、宮本教育長及びまち教育推進アドバイザーの内堀繁利様にも出席をいただいております。
 そして、2点目が軽井沢病院の経営改善についてでございます。質疑につきましては、それぞれ町長の説明ごと、最後にその他として時間を取らさせていただきますので、よろしくお願いします。
 それでは、1点目の信州オープンドアスクール仮称につきまして、町長より説明いたします。町長、お願いいたします。

説明 土屋町長
 皆さん、こんにちは。
 町長の土屋です。本日はお集まりいただきましてありがとうございます。
 まず、1点目のご説明をさせていただきます。
 現在、軽井沢町では学びの多様化というものを様々と進めている中で、本日、この信州オープンドアスクール仮称となってますが、県の構想の中で、現在仮称のままですのでこういう呼び方で進めさせていただきます。こちらについてまずご説明をいたします。資料1ページをご覧ください。現在のテーマといたしまして、様々な事情で学校に登校していない児童生徒の学び場や居場所となる新たなる選択肢を作りたい、それから中学校形式卒業者、中学校未就学者の学び直しを支えたい、また、日本の中学校にあたる教育を十分に受けていない外国籍または外国由来の方の学びのニーズに答えたい以上3点あります。これらの教育課題を解決するために、長野県は令和6年4月に学びの多様化学校と夜間中学の併設など、よりインクルーシブでフレキシブルな、新たな学びの場としての信州オープンドアスクール仮称の設置について検討を開始いたしました。一方で学びの多様化学校についての不登校児童、生徒や保護者からの願いとすれば、自分にあった学び方を学べるようにしてほしい。それから学びの場の選択肢を広げてほしいなどといった声があります。また、夜間学校については、学齢経過の方や外国由来の方が対象となり、日本語や知識等を学び、多くの人と出会いたい。中学校卒業資格がほしい。などといった声があります。
 次の資料2ページをご覧ください。こちらの資料も、長野県教育委員会から公表された資料を抜粋しております。先ほど申し上げたとおり、様々な背景を持った多様な人々が、それぞれのペースや時間で学びたいことを学べる場、自分らしさを大切にしながら学ぶことができる場、共に学ぶことでより充実した学びが期待できる場が求められております。これらの課題解決を行うため、学びの多様化学校と夜間中学及び併設について検討していくこととなります。各特色については資料に記載のとおりとなっております。今後検討していくなかで、学校の形態として本校型、分校型、分教室型を選択していく訳ですが、1つの学校として位置付けられるということが大きな点であります。
 次の資料、3ページをお願いいたします。長野県の掲げる信州オープンドアスクール仮称の理念を踏まえ、軽井沢町としての方針をお示しいたします。長野県が主催となり、オンライン会議にて信州オープンドアスクール創造会議が、令和6年4月から7月まで、毎月1回の計4回実施され、全ての会議に町教育委員会として参加いたしました。会議を通じて、軽井沢町の抱える教育問題、不登校児童への支援、中学校未就学者への支援、外国籍の方のニーズの解決に向けて、学びを保障する場を創っていくことが重要との認識を深めました。町といたしまして、課題解決に向け、現在県内にはまだない、新たな学びの場の設置に向けた取組を、正式におこなってまいります。事業名につきましては、「軽井沢オープンドアスクール」として、長野県教育委員会とともに、軽井沢町として軽井沢ならではの設置を進めてまいります。
 次に、軽井沢町教育推進アドバイザーですが、本日も参加いただいておりますが、10月1日から、もと高校教員でもあり長野県高等学校の校長をはじめとする役職を歴任され、最終的に長野県教育長で退任されました、内堀繁利氏を、軽井沢町教育推進アドバイザーとして任命させていただきました。
 今後、町が進めていく学びの多様化学校設置検討、夜間中学、設置検討及び併設の検討について、国及び県等との協議がスムーズに運ぶため中心となって、これまで培われてきた知識と経験を活かしていただいて、設置に向けてご尽力いただきます。
 次の資料、4ページをお願いします。今後の取組みについて説明いたします。本事業を進めるうえで、委員会を立ち上げ、委員からの意見等を集約し、基本方針を作成していくことから、軽井沢オープンドアスクール設置準備委員会を立ち上げ、設置に向け始動してまいります。委員は、学識経験者、支援者、長野県教育委員会、学校関係者等、様々な立場でご活躍されている方、10名から15名程度としまして、オブザーバーとして国の関係者にも参加していただくことを想定しています。なお、令和6年度中に1回目の開催を予定しております。
 次に、スケジュールについてですが、主なものをお示しさせていただいております。まず、新設する学校は、令和9年度開設を目指し進めてまいります。委員会につきましては、記載のとおり実施予定です。開設した後も、状況に応じた委員会を開催する予定であります。検討内容につきましては、学校形態、教員、スタッフ等の人員に伴うもの、教育課程、設置場所、関連工事等となります。県との協議は随時、個別に進め連携してまいります。また、国への申請については、令和8年度早々に提出できるよう準備してまいります。
 以上、軽井沢オープンドアスクールの説明とさせていただきます。

司会 情報推進課長
 今説明が終了いたしました。それでは信州オープンドアスクール仮称につきましての、質疑をお受けいたします。質疑がございましたら、挙手をいただきまして社名と氏名の後に発言をお願いいたします。

質疑 信濃毎日新聞社 板倉氏
 いくつかお伺いしたいので1つずつお伺いしていきます。
 軽井沢町として、軽井沢オープンドアスクールを新設されるということの方針ですけれども、一番の狙いは、町の中で不登校の児童生徒さんが増えていらっしゃるということが背景にあるという風に承知してるんですけれども、その町としてこれを設置するに至った一番の狙いというのはいかがでしょう、狙い目的というのはいかがでしょう。

回答 土屋町長
 不登校児童の方に向けてっていうのもありますけれども、調査しますと中学校卒業をされてない方も町内100人以上だったですかね、多数、ちょっと正確に今から出てますけれども、いらっしゃいまして、そういう方もありますし、あとは説明でも申し上げましたが外国籍の方等も増えておりますし、学びの多様化っていうことを今目指している軽井沢町としては、こういう形でですね、新たな形でニーズに対応していくということです。内容につきましても、これから皆さんと協議しまして、その中身も軽井沢らしいものっていうのを狙っております。以上です。

質疑 信濃毎日新聞社 板倉氏
 関連して、ちょっと重ねてお伺いいたします。
 これまでの議会へのご説明なんかを伺ってますと、学びの多様化という部分と夜間中学という部分と、その2つオープンドアスクールには要素があるかと思うんですけれども、軽井沢町の場合は、学びの多様化学校というところをまず取り組むんだというようなご説明があったと認識してるんですけれども、令和9年度の新設のところでは、夜間中学は設置されないのか、そこも検討課題に含まれてくるのか、その辺りの見通しはいかがでしょうか。

回答 土屋町長
 これから委員会を立ち上げまして、夜間中学も同時に進めていくのかと含めて、併設型とか、色々申し上げましたけれども、これから一番あった形での開設に向けて準備していくということになります。

質疑 信濃毎日新聞社 板倉氏
 最後にもう一点お伺いします。これも議会のご説明などで、開設場所については、軽井沢中学校を含む公共施設というような、町側からのご回答があったように承知しているんですけども、そういったご意向でしょうか。

回答 土屋町長
 町内にあります公共施設を利用していくということになります。

司会 情報推進課長
 それでは他に。

質疑 エフエム軽井沢 清水氏
 中学を卒業していない皆さんも100人程度いらっしゃるということなんですけれども、そういう皆さんは把握をしていて、そうな皆さんたちへの募集の仕方といいますか、お声のかけ方といいますか、それはどんな風になるのか、そこまでまだ決まっていないのかもしれないんですが、あとまた先生については、アドバイザーの先生だけなのか、またどんな皆さんが先生になるのか、あと勉強の内容なんですが、中学を卒業するためには、やはり学校要領みたいなものがあると思うんですが、その辺りまでは何となくお話には出てるんでしょうか。まだ決まっていないとしても、お考えとして、どんな内容なのかってとこも、ちょっともし新たにできるようなものがあれば、なんかお願いしたいと思います。

回答 土屋町長
 私の方からお答えして、足りない分教育長からまた補足してもらいますけれど、中学校の卒業資格ということですから、当然、必要なカリキュラムっていうのがありますし、それにあった軽井沢らしさというものも加えてですね、せっかくこういう形で新しい学びの場を作るわけですから、また交流の場のような要素もありますし、年齢もかなり幅広くなろことも予想されますし、外国籍の方も入られるってこともありますので、その中で一番、皆さんが学べる環境とか、内容とかですね、軽井沢で学んでよかったという形で思えるようなものを考えていきますので、通常の先生に加えて、専門的な方も入ってくるかもしれませんし、そういうことをこれから議論していきたいと思っております。

回答 宮本教育長
 教育長の宮本でございます。補足ですけれども、ニーズといいますか、把握されるっていう人数ですが、具体的には令和2年の国勢調査によると未就学者34人、それと最終卒業校が小学校の者、人ですけども171っていう数字が出ています。これはかなり調査の中では一番多いっていう数字なんですけれども、把握とかはこれから準備員会の中で、把握をどうするかということがニーズ調査と絡んで出てくると思います。それと先生なんですけども、先生は基本的には正式な中学校っていいますか、そういったのになりますので、国あるいは県からのちゃんと学級規模によって先生が配置される、ただし、もちろんこういう学校ですので、それ以外の例えば相談とかカウンセラーとかっていうのも必要になってきます。さらに学校の内容ですけれども、基本的には文部科学省に申請をしてどういう学びをするかは、基本的に正式な中学校ですので、学習指導要領に定められたもの、ただし、同じ中学校と同じことをやったんでは、不登校の子どもたちは適応できませんので、その部分ではどうするかってのは今後、委員会のなかとか、そういったとこで話あわれるということになります。

質疑 エフエム軽井沢 清水氏
 もう1点なんですが、確認なんですけれども、軽井沢町のところでやるものなので、これはあくまでも軽井沢に住まわれているかたが対象ですか。若しくは、この広い長野県の中の、軽井沢では独自に初めて進めていくものだと思いますが、近隣の市町村も軽井沢に早めに、こういうものがあるなら参加したいっていうニーズもあるかもしれないんですが、それはどのようにお考えですか。

回答 土屋町長
 町内の方を対象にして、学びの多様化学校は、中学校の不登校児童、生徒の方を対象に検討しますし、夜間中学については、義務教育を終了していない方と、先程、教育長がご説明したような形で、対象の方を、もちろん外国籍の方も含めて考えていくということを考えてます。

司会 情報推進課長
 それでは。どうぞ。

質疑 軽井沢新聞社 広川氏
 2点あるんですけど、1点目は確認なんですけれども、先程おしゃっていた町内の義務教育を受けていないという方は、34人と171人を合わせた205人ということでよろしいでしょうか。

回答
 はい。

質疑 軽井沢新聞社 広川氏
 そうしますと、クラスっていうのは大体どれくらいを想定していらっしゃるんでしょうか。

回答 宮本教育長
 クラスはですね、基本的にはニーズ調査とかそういったものが、まずやるとは決まってませんけども、そういったものを考えながらやっていきますので、具体的今どのクラスとかっていうことは申し上げられない、この数字は数字としてあるだけであって、これをどういう風に受け入れるかとかこの人は皆さんくるわけではないのでっていう部分があるので、そこの部分も、十分委員会の中で話し合われていくということです。

質疑 軽井沢新聞社 広川氏
 2点目なんですけれども、教育推進アドバイザーの内堀さんを任命されたということで、人選のプロセスと関わり方があくまでオープンドアスクールだけなのか、例えば軽井沢高校の立て直しとか、そういった教育全般に関わるものなのか教えてください。

回答 土屋町長
 まず、人選という面では、この信州オープンドアスクール仮称、これをそもそも発案されたのが、内堀、前教育長であったということで、内容とか理念等、我々も共感して進めていこうという中で、退任されたというタイミングでですね、今回我々もこれを立ち上げようということを決めた中で、適任であるということでお願いしたという経過があります。
 それから、担当について、この部分がもちろんメインにもなりますけど、それ以外にも幅広く、県の教育長をされたわけですから、全般的なことも、もちろんアドバイスもしていただきますし、当然その中には軽井沢高校の今、魅力化というのも軽井沢町のテーマとしてありますので、また軽井沢高校の校長もされていたり、よく事情も把握されてますので、その辺りのアドバイスもいただく予定になっております。

質疑 軽井沢新聞社 広川氏
 内堀さんのプロフィールみたいなものは、どっかに載っているんですか。

回答 宮本教育長
 なにかプロフィール、ご必要ですか。

質疑 軽井沢新聞社 広川氏
 軽井沢高校にいらしたとかっていうことが、もしなんか分かれば、いつとかということが分かれば、今後何か使うかなと。

回答 宮本教育長
 わかりました。後で。

質疑 軽井沢新聞社 広川氏
 すぐではなくていいので。

司会 情報推進課長
 ありがとうございます。それでは。

質疑 読売新聞社 小谷野氏
 県の創造会議には、諏訪市、松本市、宮田村、岡谷市、伊那市、中川村の教育長が参加されてたようなんですけども、オープンドアスクールの設置に向けての検討を始めるというのを表明するのは、軽井沢町が初めてということですか。

回答 土屋町長
 初めてということになりますが、またこの辺は、参加していた教育長から状況を説明いたします。

回答 宮本教育長
 具体的に会議の中で、表明とかっていうことは一切なかったもんですから、具体的には他の市町村の方がどう考えるかってこと自体は、ちょっと私把握してませんけども、表明自体は、県下初だというふうに、県の方から伺ってます。

質疑 読売新聞社 小谷野氏
 あと確認なんですけど、この学びの多様化学校っていうのは、中学校という位置付けでよろしいでしょうか。児童、生徒というふうになってるんですけど。

回答 宮本教育長
 基本的には、中学生を対象にしてますけれども、今後どういう形で、子どもたち小学生もいますので、そこの子たちもどうやって受け入れるか受け入れないかという側面も含めて、準備委員会の中で、話し合われると思います。

質疑 読売新聞社 小谷野氏
 わかりました。それでこの学びの多様化学校の授業時数の低減770時間程度までとあるんですけど、現在の中学校の授業時間ていうのは、大体どのくらいあるものなんでしょうか。

回答 宮本教育長
 1050時間から1100時間だと思います。細かい数字が必要でしたら、また後でお話しします。

回答 土屋町長
 数字については、後ほどご確認ください。

司会 情報推進課長
 他に。

質疑 軽井沢新聞社 島崎氏
 現在の小中学校の不登校児、児童生徒の受け入れ場所として、今町教育支援センター、旧中間教室っていうものがあると思うんですけど、こことオープンドアスクールができた後の共存っていうのは可能なのか、はたまた統合していくっていうような考えなのか、そこら辺の関わりについて教えてください。

回答 宮本教育長
 教育支援センターっていうのは、基本的にはそこに出て、出席といいますか参加している子どもたちが、学校長の判断で出席になるとかっていう形の、どちらかというとフリースクール的な存在なんです。居場所っていう部分が大きいので。オープンドアスクールというのはですね、正式な学校ですので、正式な学校のカリキュラム、どういう風にカリキュラムをするかってことはまた別問題なんですけど、その中学校に在籍するっていうことになりますので、設置の形態によって様々なんですけど、正規の学校ということになりますので、別物というふうに考えていただければ良いと思いますのでよろしいでしょうか。

質疑 軽井沢新聞社 島崎氏
 委員の公募の、人選っていうのはお考えあります。

回答 宮本教育長
 現時点では、公募については考えておりません。

質疑 エフエム軽井沢 清水氏
 きちんとした中学校の形ということですので、一応時間数とかは、こちらに示してくださっているんですが、まだこちらも決まっていいないとは思うんですが、全ての学科をやりますか。

回答 宮本教育長
 科目ってことですか。

質疑 エフエム軽井沢 清水氏
 科目ですね。

回答 宮本教育長
 正式な学校ですので、それはやるんですけれども、ただ、今までの中学とか学校と同じ仕組みでは、要はこのオープンドアスクールを作る意味がありませんので、新しい学びの場になるように、私たちも考えていきますし、そのためのアドバイスをいただく準備委員会の皆さまの知見っていうものを参考にして作り上げていきたいというふうに考えております。

質疑 読売新聞社 小谷野氏
 もう1点お願いします。この事業をこれから進めていくうえで、県との関係としては、軽井沢町がこの学校を設置して、その設置を県が支援するという形でよろしいですか。

回答 宮本教育長
 今まで県の方が主導してオープンドアスクールの会議をやってきましたので、具体的にその設置に関しては、県のアドバイスを受けたり、県に文部科学省との間に入っていただいたり、そういった形で、県と両輪っていいますかね、そういった形で進めさせていただくというふうに、県にはお願いしていきたいと思っています。

質疑 読売新聞社 小谷野氏
 財政的な負担もしてもらうっていうことになるんですか。

回答 こども教育課長
 財政的な負担はですね、設置にあたっては、国の補助金等を利用しながら、うちの方と国と県と協議しながらやっていければと思います。後、先程の質問の正式時間ですけど1015時間という形になっています。以上です。

質疑 読売新聞社 小谷野氏
 普通の小中学校の教諭の方と一緒で、採用は県教委が採用するという形になるってことですよね。

回答 宮本教育長
 採用ってことではなく、新たな学校なんですけれども、県にいる方を配置していただくということで、その中に新規採用の人もいるかもしれませんということです。

司会 情報推進課長
 時間の都合もありますので、次の方、最後とさせていただきます。

質疑 軽井沢新聞社 広川氏
 先程、205人が町村レベルで多いということなんですけれども、調べないとわからないと思いますが、軽井沢がそれだけ多いという何か背景とか理由とか、何か現状で言えることってありますか。

回答 宮本教育長
 この数字も、実は見たときにそうなんかなってふうにこちらでもびっくりする数字ですので、ちょっと背景については、どなたがそうなっているかも把握できて、国勢調査ですのでちょっと分かり兼ねるところであります。

司会 情報推進課長
 それでは、続きまして2点目の軽井沢病院の経営改善につきまして、町長、説明のほうをお願いします。

説明 土屋町長
 それでは、2点目の軽井沢病院の経営改善について、ご説明いたします。
 まず、軽井沢病院の診療体制でございますが、軽井沢病院の理念の実現と現在の軽井沢病院の状況を考慮し、今年の9月まで検討してまいりました。その内容は、病棟再編、外来診療体制の維持、透析患者の受入れ拡大、健診需要の年間における調整・平準化と受診者数の拡大の4項目であります。次のページをお願いします。これらの検討結果をお示ししておりますけれども、病棟再編につきましては、現在の一般急性期、回復期、長期療養という構成は維持しつつ、現状応需しきれていないものの受入実現可能性が高いと考えられる長期療養の病床数増加、これを図ることといたしました。具体的には、現在2階病棟にある回復期、リハビリテーション病棟は、入院できる患者の対象疾患が決まっておりますので、今後は患者様の病状に応じてリハビリテーションを提供でき、在宅からの入院等も幅広く受け入れ可能な地域包括ケア病床として3階に移動し、3階は一般急性期病棟との複合体制とすると共に、2階病棟をすべて療養病床とすることといたしました。外来のあり方については、単体では利益を生み出していない診療科も存在はいたしますけれども、その他業務及び臨床面で果たしている機能を考慮し、現在の体制を維持することといたしました。次に、透析のあり方については、現状応需できていない周辺地域患者のニーズにも対応することを見据えて、提供枠増加を目指すことといたしました。次に、健診のあり方については、住民の健康を守ることを目的に、季節繁閑調整や予約枠設定の見直しなどにより、受診者数の増加を目指すことといたしました。これらを実現し体制が全て整った場合、経営コンサルの算出した改善結果の最大値の想定としては、病棟転換後の1日平均患者数は88.5人となりまして、令和5年度の1日平均患者数68.8人に対して、約29パーセントアップ、透析の患者さんの数は、1日当たり平均患者数11人の増加ということで、これが133パーセントアップ、検診は、一般健診受診者数、年間で173人の増加ということで、これも135パーセントアップ、これらの数字を見込んでおります。今後につきましてですけれども、今ご説明した検討結果を実現すべく、具体的な実行方法を協議の上、進めてまいります。具体的には、3階病棟、2階病棟、入退院支援、救急、リハビリ、透析、健診の7つの分科会を設置し、現場の病院職員が主体となりますが、経営コンサルが各分科会に入り協議を行います。各分科会での協議結果は、各部門の責任者が参加する院内代表者会議で協議をいたしまして、院長が意思決定し、私を含む町長会議において最終決定をした上で実行に移すという形になります。また、昨年度より毎月おこなっております、私を含めた町と病院との定例会議も継続いたします。軽井沢病院の経営改善につきましては、私を始め、病院全職員が協力し、全力で進めてまいりたいと考えております。説明は以上となります。

司会 情報推進課長
 説明が終わりました。それでは軽井沢病院の経営改善につきまして、質疑をお受けいたします。質疑がございましたらお願いいたします。

質疑 信濃毎日新聞社 板倉氏
 今回のご説明とは、直接関係ないかもしれませんが、前回の会見で医師確保策について、言及あったんですけれども、その現状と今後の見通しについて、経営改善していくには、当然、お医者さんの確保も必要かと思うんですけれども、その辺りについては、現状いかがでしょうか。

回答 土屋町長
 前回、補正予算で認めていただたいて、医療専門のエージェントには登録して、今募集をかけているところです。それ以外にも、中村院長も先頭に立ちまして、各大学病院との連携を模索して、複数の大学に接触しております。それから町内の訪問看護をメインでやられてます、これは全員協議会でもご説明しましたけども、発地のロッジさんですね、今まで、病療養とかですね、医療的ケア時に関して町と連携して、面倒を見ていただいておりまして、実績もありますし、信頼関係もありますので、発地のロッジさんともう少し包括的な連携ができないかと、それは医師の確保も含めてですね、そういう形で、今協議を始めたところです。それ以外に、直接募集をかけてまして、複数の応募の先生がいらしゃっておりまして、面接などを準備しているところです。以上です。

司会 情報推進課長
 他に質疑ございますでしょうか。
 よろしいですかね。それでは、本日の案件以外、その他ということで、皆さまから何か質疑がございましたらお願いいたします。
 その他のほうもよろしいですか。それでは以上で、本日の定例記者会見を終了といたします。次回の開催日程などにつきましては、決まり次第、皆さまに連絡させていただきますのでよろしくお願いいたします。
 本日は、ありがとうございました。

16時5分 終了