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加齢に伴う難聴
加齢性難聴
加齢性難聴は、加齢によっておこる難聴のことで、年齢以外に特別な原因がありません。
つまり、誰にでも起こりうる病気です。普段から耳にやさしく、健康的な生活を送り、聞こえづらさを感じたら、早めに医療機関に相談しましょう。
加齢性難聴の影響
認知症を引き起こしやすい
- 聞こえづらくなると、人や社会とのコミュニケーションが減少し、次第に閉じこもりや抑うつ状態になってしまう。
- 音の刺激が少なくなると、脳の活動が低下し、認知機能に影響を与える。
危険に遭いやすい
- 外出先で周りの音が聞こえず、事故に遭いやすい。
- 災害を知らせる警報に気が付かない。
早期発見・早期治療
当てはまる項目にチェックしてみましょう
- 会話をしているときに聞き返す。
- 後ろから呼びかけられると、気づかないことがある。
- 聞き間違いが多い。
- 話し声が大きいと言われる。
- 見えないところからの車の接近に気づかない。
- 電子レンジなどの電子音が聞こえない。
- 耳鳴りがある。
チェックリストでいくつ当てはまりましたか?
- 1~2個 実生活でお困りのことがあれば、耳鼻咽喉科を受診しましょう。
- 3~4個 耳鼻咽喉科で相談してみましょう。
- 5個以上 早めに耳鼻咽喉科を受診することをおすすめします。
難聴の予防
耳にやさしい生活を送る
- 大音量でテレビを見たり、音楽を聴いたりしない。
(イヤホンを利用する場合、周囲の会話が聞こえるぐらいの音量にする。) - 騒音など、大きな音が出ている場所は避ける。(難しい場合は、耳栓をする。)
- 静かな環境で、耳を休ませる時間をつくる。
生活習慣を見直す
- 栄養バランスがとれた食事をとる。
- 適度に運動をする。
- 睡眠を十分にとる。
- 禁煙をする。