住民監査請求の監査結果に対する町の対応について

　令和５年３月１３日付で町監査委員に提出された住民監査請求につきまして、同年５月１１日付で町に監査結果が通知されました。
　結果は、『国立大学法人信州大学やその職員の支出については大学側の問題であるため監査の対象外としたうえで、監査請求人が主張する期間において、寄附講座への寄附に関して違法又は不当な公金の支出があった事実は認められず、請求人の主張には理由がないため、本件請求については、これを棄却する』とされました。
　しかしながら、監査をした経緯として、『本件は監査をせず却下すべきであると考えたが、寄附講座へ支出した町の寄附金自体を不服の対象としているのではないかと思われる部分も存在していること、その主張や意見の中には傾聴すべき主張が存在し、その主張に耳を傾けることが町の将来にとっても重要ではないかとの考えから却下せずに監査をしたうえで結論を出すこととした』とあります。
　監査委員の判断は棄却とされたものの、町としましては、住民監査請求がなされた意味、寄附講座の目的と成果、町民への説明責任の在り方等を再考するとともに、付帯意見にあるとおり、報告書が提出されていない年度があったことへの事務処理上の手続きの不備に対しまして、今後このようなことがないように適切な事務処理を徹底してまいります。

※住民監査請求の監査結果について（通知）（PDF／112KB）

※監査結果の詳細については、こちらをご覧ください。