2017年1月13日 更新
平成28年12月に、国道146号線上の下水道管において、油脂類の詰まりが発生し、引抜作業を実施しました。作業は、夕方から深夜にかけての大規模なものとなり、多額の費用が発生しました。
飲食店等でグリーストラップ(油脂類を除去する装置)の清掃を怠ったり、個人宅であっても、多量の油脂類を下水道に流入させると、油脂類が固まり下水道管が詰まってしまうなど、地域の生活排水に重大な支障をきたします。
せっかく下水道が整備されても、正しく大切に使わなければ、私たちの生活に本当に役立つことにはなりません。私たちの町を美しく住みよい環境にするためには、守らなければならないきまりがいくつかあります。
これらを習慣づけて、下水管を詰まらせないことが大切です。
ふだん何気なく台所で流している料理の残り汁がじつは河川を汚していることをご存知でしょうか。たとえば、牛乳1本(200ミリリットル )を流すと、魚が住める水に戻すためには、浴槽(300リットル)9杯分の水で薄めなければなりません。てんぷら油200ミリリットルの場合は、浴槽200杯分もの水が必要となります。
浄化管理センターはなんでも処理できる施設ではありません。いろいろなきまりを守って下水管を大切に使っていただくことで、私たちの町の環境はようやく保たれるということをよくご理解のうえ協力してください。
汚水等引抜作業 |
下水道管内 油脂類詰まりの様子 |