令和6年6月会議  再開

【令和6年第1回軽井沢町議会定例会6月会議 再開 町長あいさつ】

 

 【町長あいさつ文】

 本日ここに、令和6年第1回軽井沢町議会定例会6月会議が再開されるにあたりまして、ご挨拶を申し上げます。

 6月3日に発生した降ひょうによる農作物被害について、被害に遭われた農業者の皆さまに対して、心からお見舞いを申し上げます。
 被害の状況でございますが、速報では被害面積が1.2ヘクタール、被害金額は131万6千円でした。農協では被害を受けた農作物も極力出荷し、出荷できないものは加工品として取り扱う対応を実施すると伺っております。
 町におきましても発地市庭において降ひょうの翌日より、被害を受けたレタス・サニーレタス等を通常価格より安く販売いたしました。
 台風が発生する時期となりますが、今後被害が発生しないことを願っております。

 本年1月1日に発生した能登半島地震で被災した自治体への支援として、3月31日まで石川県珠洲市、輪島市、七尾市の3市に対するふるさと納税による寄附の代理受領を行いました。
 905件、1,839万6千10円の寄附が集まり、お預かりした寄附金は5月中にそれぞれの自治体へ送金いたしました。
 多くの皆様に寄附をいただきましたことに感謝いたします。
 令和5年度住民税均等割のみ課税世帯への給付金の給付状況でございますが、549世帯への給付が完了し、給付率は94.03%となっております。
 こども加算給付金は、396人への給付が完了し、給付率は94.74%となっております。今後は、令和6年度に新たに住民税非課税となる世帯等への給付事務を速やかに進めてまいります。

 今月23日13時30分から、中央公民館におきまして、ボランティア講習会を開催いたします。昨年10月に連携協定を締結した、公益財団法人日本財団ボランティアセンターと軽井沢町ボランティアセンターが合同で開催いたしますが、ボランティアが文化として根付くようボランティアとは何か、心構えや楽しみ方、また、受け入れる側の注意点など、これから活用したい方の視点でも学べますので、皆さまのご参加をお待ちしております。

 町のDX推進を図るため、4月から小池副町長を町のCDO、最高デジタル責任者に、また、ソフトバンク株式会社の光谷毅彦(みつたに たけひこ)氏をCDO補佐官として配置いたしました。
 そして、これからの町の行政運営は、DX推進を基盤として進め、町に関わる方の満足度・幸福度向上に繋げていきたいと考え、本会議に町のDX推進宣言の表明について提案しております。
 また、窓口サービスを向上させるDX推進の一環として、試験的に5月1日から1か月間、多言語通訳サービス機器を住民課及び保健福祉課の窓口に設置しました。今後、利用された住民のご意見等をお聞きする中で、本格導入していきたいと考えております。

 4月27日から5月6日までのゴールデンウィーク期間中、「交通快適化対策」を実施いたしました。
 例年実施しているパーク・アンド・レールライドをはじめ、町内循環バスの利用促進、FM軽井沢やホームページ、SNSでの交通情報の提供、迂回案内看板の設置といった対策に加え、今年度設置場所を増設し機器更新したライブカメラでリアルタイムの情報提供を行いました。
 期間中、5月4日及び5日の2日間は、数箇所で渋滞が発生しましたが、断続的なものとなりました。その他の期間におきましても、混雑等はあったものの比較的スムーズな交通が保たれていたという状況でありました。
 「誰もがくらしやすいまち」を目指し、今後も引き続き、円滑な交通が保たれるよう関係機関と連携し、交通情報の迅速な提供や、公共交通機関利用による渋滞緩和と、流入車両の抑制による環境への負荷低減に取り組んでまいります。

 また、同期間の観光客の入り込み数ですが、約30万6千人と対前年比115.41%でした。今年のゴールデンウィークは暦の関係で観光客の分散化が見受けられましたが、これから本格的なシーズンを迎えるにあたり、別荘の方をはじめ多くの皆様に軽井沢を楽しんでいただきたいと思います。町といたしましても国内外に向け、長期滞在の促進も含めた誘客事業を進めて参りたいと思います。

 千曲川ワインバレー特区連絡協議会でございますが、先月開催されました総会において、当町の正式加入をご承認いただきました。滞在型の保養文化都市を目指す当町としては、ワインを通じての広域連携に力を入れていくとともに、この裾野の広いワイン産業の特性を生かした地域振興を関係市町村の皆様とともに進めて参りたいと思います。

 今年の4月より植生学の専門家である蛭間啓(ひるま あきら)氏を非常勤職員として配置し、町の所有する樹木の状況や住民からの相談に対応できる体制を取りました。
 さらに、蛭間氏が持つ知識を活用し、環境アドバイザー育成のための講座開設の準備を進めています。このプログラムは、9月からスタートし、約2年をかけ人材を育成します。ここで育った人材が次の人材育成の手助けや地域での自然環境保全の中心となり、回数を重ねることにより線として人材がつながり、さらには面として広がってゆき、私が公約に掲げる軽井沢町の自然環境の保全と再生につながっていくものと期待しております。

 「新庁舎等整備計画の見直し」につきましては、昨年9月に策定しました見直し方針に基づき、現在、月に一度のペースで庁舎改築周辺整備事業推進委員会を開催し、「基本方針」の再策定に向けて検討を進めております。
 推進委員会の委員を中心としたワーキンググループによる「対話の場」づくりも行っており、これまでのプロセスにモヤモヤを感じている皆様の意見を聴くことを目的に「何でも意見を聴かせてください会」を開催いたしました。
 次の段階として、「基本方針」に反映させるための「おしゃべり会」を現在開催しております。今回は、グラフィックファシリテーションの第一人者である山田夏子氏をお招きし、その場で参加者から出た想いや意見を絵や図を用いて可視化しながら集約していきます。
 6月8日と9日の回にはまだ余裕がありますので、より多くの住民の皆様にご参加いただき、 新しい庁舎・公民館への期待の声をお聞かせいただきたいと思います。

 軽井沢病院関係ですが、本年3月末日をもちまして、当院へ勤務いただきました稲葉俊郎(いなば としろう)医師が退職されました。
 在職4年の期間中、副院長として1年半、院長として2年間にわたり、軽井沢町の医療をけん引していただきました。心より感謝申し上げますとともに、今後のご活躍をお祈り申し上げます。
 後任の院長につきましては、5月1日付けで外科の中村二郎(なかむら じろう)医師に就任いただいております。
 中村院長は、平成24年4月に当院に奉職され、外科医長、平成25年4月より副院長を歴任されております。今後の活躍に期待をしております。
 また、総合診療科では平成31年4月より勤務いただいた宮崎信行(みやざき のぶゆき)医師及び昨年4月より東京大学付属病院より派遣の整形外科の眞野洋彰(まの ひろあき)医師が、4月30日をもちまして退職されました。宮崎医師には引き続き非常勤医師として勤務いただいております。
 住民の皆様に安全安心の医療を提供できるよう、引き続き体制を整備してまいります。
 消防団関係ですが、5月24日に退団幹部慰労会を行い、長年に渡りご尽力いただきました皆様に対しまして、感謝の意を表しました。今後も消防団と協力し、地域住民の安全、安心を守っていきたいと思います。
 また、6月9日には、第52回軽井沢町消防ポンプ操法大会が開催されます。本年も、日頃の訓練の成果を発揮されるよう願っております。

 本日提案した議案等につきましては、後ほど担当課長より詳しくご説明いたしますので、よろしくご審議の上、議決を賜りますようお願い申し上げ、本会議の再開のあいさつといたします。

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