軽井沢町・ウィスラー姉妹都市提携20周年記念友好の碑「イヌクシュク」について

 

建立場所: 湯川ふるさと公園上流地区(軽井沢町役場南側)

 

 1999年に軽井沢町とウィスラー(カナダ)が姉妹都市となって2019年に20周年を迎えました。これまで育んできた友情と絆を記念するとともに、公園を利用する人々がウィスラー及びカナダを含む北米の文化に触れ、イメージできるよう、この記念碑を設置しました。                                                            

 記念碑の題材である「イヌクシュク」はウィスラーにとって重要な石像です。

 イヌクシュクの本来的価値や意味については明確にはなっておらず、友情や寛容さ、歓迎、強さを表すシンボルとして使用されたなど諸説がありますが、旅の道標としてその土地を訪れた人を歓迎するなどの意味もあり、これまでにも世界各地でカナダとの友好の証として建立されています。  

 イヌクシュクそのものはウィスラー特有のものではありませんが、ウィスラーを含む北米を代表する文化の一つとして、ウィスラーが開催場所の一つとなった2010年バンクーバーオリンピックのロゴマークに採用され、そのロゴマークに近似したイヌクシュクがウィスラーマウンテンや、ウィスラーヴィレッジ入口、ウィスラー公共図書館などに新たなシンボルとして設置されました。イヌクシュクはウィスラーパブリックアートプログラムコレクションの一つであり、ウィスラー文化やオリンピックレガシーとして住民や訪問者に親しまれ、記念写真を撮影する人気のスポットとなっています。 

 軽井沢町のイヌクシュクは、姉妹都市提携後、毎年実施している交流事業において2018年10月に来軽したウィスラーのセコンダリースクールの生徒たちが、「これまで交流学生として軽井沢町を訪れたウィスラー生徒がいつかまた軽井沢へ戻り、この記念碑の前で写真を撮って欲しい」と願ってデザインしました。イヌクシュクを構成する20個の石と台座に記された1999-2019は姉妹都市提携20年周年を、片方の腕はウィスラーの方角を表しています。 

 なお、建立にあたり軽井沢高校の生徒たちから公園整備に係るプロジェクト案の一つとしてイヌクシュクの設置場所について提案され、この場所でウィスラーの生徒と交わされた意見を参考にしました。 

 日本と異なる文化を感じ、理解を深め、友情を豊饒させていくことが、姉妹都市交流の意義であり、姉妹都市の証として、そして両市町民の交流のシンボルとして、イヌクシュクを設置しました。

 2019年8月にウィスラーよりクロンプトン市長をお迎えして、この20年間に姉妹都市交流に関わった方々と共に除幕を行いました。

   

   

 

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