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堀辰雄文学記念館だより  令和3(2021)年

2021年9月17日 更新

O(オー)村だより 令和3年 9月号

 

 

堀辰雄文学記念館のグッズをご紹介します

 

 9月に入り軽井沢は、涼しさを通り越して寒い日も多くなってまいりましたが、堀辰雄文学記念館では、まだまだ緑が美しく、小鳥やリスも遊びに来てくれています。

 上半期、堀辰雄文学記念館で人気だったグッズをランキング形式でご紹介します

(※グッズは堀辰雄文学記念館受付でのみ販売しております。)

 

 

 第1  一筆箋 詩/一筆箋 椅子(各¥350)

 

  一筆箋には2種類あり、「詩」には堀辰雄の詩、「椅子」は、堀辰雄自筆の椅子の絵がモチーフとなっています。それぞれ図柄が4種類あり、かわいらしいデザインです。

 

 

   第2位  堀辰雄初期作品集(¥1200)

 

 

 天使達が

 

 僕の朝飯のために

 

 自転車で運んで来る

 

 パンとスウプと

 

 花を

 

 (「天使達が・・・・・・・・・」『堀辰雄初期作品集』より)  

 

「ルウベンスの偽画」「聖家族」など代表作をはじめ、詩、小説など堀辰雄初期の作品を多く集めた作品集です。

 

 

 

 第3 絵葉書セット3枚入り(¥300)/絵葉書セット8枚入り(¥400) 

 

 堀辰雄自筆の日記と詩、軽井沢の北部の地図が描かれている「絵葉書セット3枚入り」と、堀辰雄文学記念館の軽井沢らしい写真が載った「絵葉書セット8枚入り」が同率で3位となりました。

 

                                                                           

                

   

 ただいま、堀辰雄文学記念館では、図録、初期作品集を購入していただいた方に、手作りのしおりをさしあげています。

 しおりのもみじは、記念館の旧宅が昭和26年に建てられた際に、室生犀星から新築祝いに贈られた楓の並木の葉を使っています。

 

 

O(オー)村だより 令和3年 8月号

 

 

ミナヅキが咲きました!

  

 

 

 「僕は散歩の途中に見知らない花が咲いていると、一枝折ってきては宿屋の主人にその名前を訊くようにしていたが、どれを見せても、宿屋の主人は「それもウツギの一種です」と言うものだから、しまいには、可い加減のことばかり言うのだろうと思って、もう訊かないことにした。そうして東京から「原色高山植物」というものを取りよせて、それで調べて見たが、僕が宿屋の主人に見せた花はやはりいずれもウツギの一種だったのでびっくりした。もっとも、ベニウツギだとか、バイクワウツギだとか、さまざまな特有の名前がついてはいたが・・・。

 僕はそんな風に花のことはちっとも知らない。しかし花好きでもあるし、小説の中で花を描くことも好きだ。」

             〔堀辰雄の作品「フローラとフォーナ」『絵はがき』より〕

 

 

 

このミナヅキも、ノリウツギといって、ウツギの一種(アジサイの仲間)だそうです。

調べるとこのウツギ、本当にたくさんの種類があってとてもややこしい。

 

 それにしても、この禅問答のようなやり取りと思うとちょっと笑ってしまいますよね。

 

 

 

 続いての写真はレンゲショウマです。

 蜂が一生懸命蜜を集めていました。

 

 

 

 

お盆が過ぎればもう秋もすぐそこですね。

長雨が続いた今年の夏でしたが、さわやかな晩夏の追分に

ぜひお出掛けください。

 

 

 

 

 

O(オー)村だより 令和3年 7月号

 

 

芝生の庭のベンチ

  堀辰雄の旧宅に青々と広がる芝生の庭

  ポツンと置かれたベンチがひとつ

   

       

 

 

      ベンチに腰掛け木漏れ日を浴びながら

  堀の終焉の地で束の間のひとときを

 

              

O(オー)村だより 令和3年 6月号

 

 

白い藤の花が咲きました

  野いばら、辛夷の花、雪…

 堀辰雄の作品に、様々な美しい白い色が登場します。

 

   

 

    旧宅の前には、白い藤の花が可憐に咲きました。

 

 

 

 

 梅雨の晴れ間、堀辰雄が妻多恵に宛てた手紙に、

 

  『每朝 郭公の奴に四時半ごろ目をさまされる それから二時間ばかり

       うつらうつらとしているのだよ けふは漸つと追分日和になった…』

              (昭和15年6月6日 信濃追分油屋より)

 

 と記しています。

 

 

    

  当館 門をくぐると、郭公のさえずり響く緑のアプローチ。

 左側のもみじは、堀辰雄の師 室生犀星から新築祝いにいただいたものです。

 右側のカラマツは、妻の堀多恵が植えました。

 

 雨上がり、“追分日和” の堀辰雄文学記念館は、美しい新緑に包まれています。

 

 どうぞ、おでかけください。

 

 

 

O(オー)村だより 令和3年 特別号

 

堀辰雄が昭和28年5月28日に没してから68年の月日が経ちました。

 

堀辰雄文学記念館にお立ち寄りの際は、堀辰雄を偲びながら、

堀辰雄が愛した自然と文学作品にふれていただくひとときを

おすごしいただけましたら幸いです。

 

京都の浄瑠璃寺より馬酔木(あしび)をご寄贈いただきました

今年の4月に、堀辰雄夫人(故堀多恵)のご友人 梅沢良子氏を通して、

浄瑠璃寺に植えられている馬酔木の木をご寄贈いただきました。

 

 

 

                             堀辰雄にゆかりの深い馬酔木

 

 

 

堀辰雄は、昭和18年4月に夫人を伴い、大和へ旅をしました。

 

 

 春の大和に往つて

 馬酔木の花ざかり

 を見ようとして途中

 木曽路をまはつて來

 たら思ひがけず雪が

 ふってゐた  

 昭和十八年四月十三日 

        堀辰雄

 

 

堀辰雄は、大和への旅の途中、木曽福島の旅館に泊まった際、

宿の主人に請われて自筆の文を残しています。

その文面は随筆「辛夷の花」(『大和路・信濃路』収録)の冒頭にも使われており、

堀辰雄が馬酔木の花を旅の愉しみとしていたことがうかがえます。

 

堀辰雄は、木曽を経て奈良につき、京都の浄瑠璃寺を訪れました。

随筆「浄瑠璃寺の春」(『大和路・信濃路』収録)には花のさかりの馬酔木が描かれ、

作品を印象的に彩っています。

 

 

                堀辰雄文学碑

 

 

堀辰雄文学記念館には堀辰雄文学碑があり、

碑文に刻まれているのは、上記に引用した木曽で書かれた文です。

堀辰雄が遺した数少ない毛筆による自筆で、

堀辰雄夫人の多恵氏によって選ばれました。

 

平成13年に文学碑が建った際、碑文にちなみ馬酔木を植え、現在にいたっております。

 

この度ご寄贈いただいた馬酔木は、かつて堀辰雄が愛でた浄瑠璃寺の馬酔木です。

馬酔木に憧れを抱いて旅に出た堀辰雄。晩年暮らした自宅の庭に、はるばる京都から旅をして佇む馬酔木の姿は感慨深く、大切に育ててまいりたいと思います。

 

 

O(オー)村だより 令和 5月号

日々、緑を増す山々の自然の力強さを感じる今日この頃です。

足元に目を向けると、小さな花々が色とりどりに咲いていますね。

 

 

当館のサクラソウも花開きました!

 

 

玄関までのアプローチの、苔の美しさをぜひ直接ご覧いただきたいです。

さまざまな鳥の鳴き声も楽しみのひとつです。

 

毎年5月28日の辰雄の命日を偲んで行われる「野いばら講座」ですが、去年に続き今年も中止となってしまいました。楽しみにされていた皆様には大変申し訳ございませんでした。

 

辰雄が完成を心待ちにしていた書庫

同じ目線で眺めたら、ひとりひとり何を感じるでしょうか。

ぜひごゆっくりご覧ください。

 

O(オー)村だより 令和3年 4月号

小鳥たちのさえずりが響く季節となり、堀辰雄文学記念館も新年度を迎えました。

本年度もどうぞよろしくお願いいたします。

 

堀辰雄が生前愛でた梅の花。

やわらかな陽のもとに咲き始めました。

 

旧宅前の梅の木

 

企画展を現在開催中です

 堀辰雄文学記念館では、企画展「堀辰雄の品々 ー新収蔵品を中心にー」を開催中です。

 「堀辰雄文学記念館」開館以降に堀家や関係者から収集した書籍、書簡等の新収蔵資

   料を中心に、堀辰雄の文学を展示しております。
 また今年、没後50年を迎える深田久弥氏
19031971)と堀辰雄の長年の交流を、

 書簡や書籍からご紹介します。

 

  開催期間:令和3年3月18日(木) ~ 6月22日(火)

  開催場所:堀辰雄文学記念館

  開館時間:9時~17時(最終入館16時30分)

  入館料:おとな400円(300円)/小中高生200円(150円)

      ※( )は20人以上の団体料金

  休館日:水曜日(祝日の場合は開館)

  TEL/FAX:0267-45-2050

 

 

 

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教育委員会 生涯学習課 堀辰雄文学記念館
電話番号:0267-45-2050
電子メール:horikinen(アット)town.karuizawa.nagano.jp
備考:メール送信時はE-mailアドレスの(アット)を半角@に変換してから送信下さい。