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令和2年10月1日 第699号

メール配信サービス「こうほう かるいざわ」

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姉妹都市ウィスラー市長ジャック・クロンプトン氏

より新型コロナウイルスパンデミックにおける

市の様子を伝えるメッセージが届きました

※原文は、町役場ウィスラーコーナーに展示してあります。なお、紙面の都合上一部割愛しています。

【問い合わせ】 総合政策課 秘書係 45-8794

軽井沢町長 藤巻進様・軽井沢町の皆様

 このような先行きが見通せない中、軽井沢町の皆様が無事過ごされたとお
聞きし嬉しく思います。新型コロナウイルスが世界的に流行している間、
ウィスラー市が経験してきたことは、軽井沢町の皆さんが経験されてきたことに似ています。

 ブリティッシュコロンビア州政府により3月18日に緊急事態宣言が発令され、今日(9月4日)も続いて
います。海外への旅行は、依然として必要不可欠なものだけとされ、カナダへ入国する際には14日間の自
己隔離が義務付けられています。海外からの来訪者の減少が課題となっていたところ、本来なら海外を旅す
る多くのカナダ人が今夏は、家に近い場所を探訪しています。このような方々の多くが、今夏初めてウィス
ラー市へお越しくださりました。私たちのリゾートへお迎えできたことを嬉しく思います。

 軽井沢町のように、こちらでも当初は人々が直に接するイベント等は中止、あるいはインターネット上で
の開催に変更して継続していました。フィットネス教室など、2、3の小さな集まりは再開されています。
ウィスラー市では、5月中旬から来訪客の受入れを再開しました。新型コロナウイルスにより、閉鎖されて
いた多くの事業所やサービス業も営業を再開しました。天候が良くなるとともに、ウィスラー市の公園、登
山コース、ウィスラービレッジにも客足が戻ってきました。私たちを取りまく世界の変化を取り入れなが
ら、全業種の安全対策を強化することを継続します。ウィスラー市は、住民と来訪者の皆さんに対して「皆
さんが休暇中でも新型コロナウイルスには休暇はありません。」と念を押して注意をしています。また、手
指消毒ステーションや屋内・屋外で物理的距離を保てない場合には、全員にマスクの着用をお願いする看板
の設置など安全対策を万全に整えています。

 この夏の初めに、私たちのコミュニティでは、コロナウイルス後の市のより良い立て直しを目的にインター
ネット上で、個々の新型コロナウイルス体験をめぐる対話を4回のシリーズで始めました。この対話は、今回
発足した復興作業グループと社会活動グループにより、市の復興への取組として情報提供されています。

 今までの年とは違った展望になると思いますが、ウィスラー・ブラッカム(スキー場運営会社)も
2020/2021冬季の営業計画を担い、私たちはこの冬に期待しています。ウィスラー市は幸運にも、数多くの
公園や登山コースに囲まれています。新型コロナウイルスが流行っていたこの6か月間、これらは私たちの
精神的・身体的健康のよりどころとして、重要な役割を果たしてくれましたが、これから数か月先も私たち
の支えとなるでしょう。

 この春、軽井沢町の生徒を受け入れることはできませんでしたが、またお迎えできることを待ち望んでいます。

 私たちの姉妹都市としての関係を誇りに思うとともに、私た
ちがこのパンデミックが続く間に共有した経験から学んでいく
ことを期待しています。

 皆さんが安全で健康でありますよう願っています。

ウィスラー市長
ジャック・クロンプトン

ジャック・クロンプトン

ウィスラー市長

ウィスラー市