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令和2年6月1日 第695号

【問い合わせ】 環境課 野生鳥獣対策係

       45-8556

 全国各地で分布域、生息数が増えています。
 町内でも出没が増えており、農作物被害、庭の植木被害の情
報も寄せられています。
 繁殖力が高く、2歳で出産し、毎年1頭を産む、増えやすい
動物であるため「獲ること」が重要な対策であり、昨年度は
586頭の捕獲となりました。
 家庭菜園を含む農作物被害については、防除柵の設置を推奨
しており、町では農作物被害防除柵の購入にあたって、電気柵
設置費用の補助を実施しています。
 また、夜間、ニホンジカ等の野生動物と接触する交通事故が
発生していますので、夜間の運転に注意してください。

 町内には軽井沢群(K群)と呼ばれる約20頭のニホンザルが生息していま
す。千ヶ滝、星野、鶴溜などの各地区に出没し、ベランダへの糞尿、花壇や
家庭菜園などの被害が出ています。特に昨年は鍵を閉め忘れた別荘にサルが
侵入し、室内が糞尿等で荒らされる事案が発生しました。
 町ではニホンザルの追い払いを実施しておりますが、町民の皆様には「屋
外に食べ物を保管しない」「野鳥の餌は適量を置く」「サルに餌を与えない」
「鍵をかける」など、サル被害から身を守り追い払いをしやすくするため協
力をお願いします。

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ニホンザル 

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ニホンジカ 

 イノシシは、町内全域に生息しており、人の多い地域にも出
没します。
 大人のオスは単独で、メスやこどもは、家族や若齢グループと
いった複数の群れで生活し、植物の根や、昆虫、ミミズを採食す
るため、庭の苔、芝、植木を堀り起こす被害が発生しています。
 町の対策として「獲ること」、「被害防除」の2点を重点的に
実施し、昨年度は236頭の捕獲となりました。
 また、庭の花壇や家庭菜園を守るためには、電気柵の設置、
防除柵で畑や敷地を囲うような対策が有効です。
 なお、檻や罠を設置している場所には、捕獲実施者を記載した
看板が設置されていますので、見かけたら近寄らないでください。

CSF(豚熱)について

 町内で野生イノシシのCSF(豚熱)感染が確認されています。
 死亡したイノシシを発見した場合は触ったり、動かしたりせず、野生鳥獣対策係ヘ連絡をお願いします。

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イノシシ 

【問い合わせ】 環境課 野生鳥獣対策係 45-8556

写真:室内より外を眺めるサル

写真提供:NPO法人生物多様性研究所

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