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令和2年5月1日 第694号

○町政に対するご意見をお寄せください

○住所、氏名の記入をお忘れなく

 

町民の皆様へ

 日に日に増加する新型コロナウイルス感染者数ですが、皆様もご自身のこと、
ご家族のこと、また離れて暮らす知友のことを思うと、大変ご心配のことと思い
ます。私は当初、コロナウイルスは風邪など感染症のうちの一つ程度の認識で、
早期に回復するものと考えていました。しかしながら、世界中で多数の感染者ととも
に、多くの死者が出る大惨事となっています。

 町民の皆様も、感染防止対策として、不要不急の移動はせず、密閉、密集、密接
の「三つの密」を避けていただくとともに、出来るだけ人との接触を断っていただく
ようお願いします。食料品の買い物等では、複数での入店を避け、他の人との間隔
をとってください。また、マスクをお持ちの方は着用をお願いします。

 テレビ、新聞等では、コロナ疎開の報道がされました。国からの要請で居住地に
留まることが原則ですが、既に別荘に来られている方をお守りするのも町の務めです。
別荘住民の方々には、別荘に留まり、できるだけ外出を控えていただくようお伝え
しております。また、スーパーマーケットやコンビニエンスストアをはじめ、多くの
人の利用する施設に対しては、職員が出向き感染防止に努めていただくよう働きかけ
ております。観光の皆様方には、コロナ感染が収束するまでお待ちいただきたいと
思います。

 日本経済は大変な状況になっています。前号で紹介したとおり、観光立町軽井沢
にとっても、経済的に生死を分ける瀬戸際に立っているものと思われます。何と
しても、観光業をはじめ町の産業を継続させなければなりません。経済支援対策と
しては融資枠の拡大や各種税金の猶予、上下水道料金の猶予などの施策を行って
います。国の支援対策と併せてご利用ください。役場関係課窓口、町内金融機関にて
ご相談ください。収束に向かい先が見える状況になりましたら、観光振興対策を強く
打ち出してまいります。そのための準備を観光協会、旅館組合、商工会とともに
進めております。

 現在は非常事態です。このような時にこそ、人としての真価が問われます。個人
も世界の国々も相手に対する偏見や差別をする、また排除するような心の分断を
避けなければなりません。一人ひとりの良心からの行動を結集して、この難局を
乗り越えましょう。

                   軽井沢町長

新型コロナウイルス感染症対策に関する町長メッセージ