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令和2年2月1日 第691号

メール配信サービス「こうほう かるいざわ」

【登録用アドレス】karu.kouhou@mpme.jp

キャッシュカードが相手の手に渡って、暗証番号を知られてしまったら事例にあるように現金を引き

下ろされてしまうよね。どんな理由であっても、絶対にキャッシュカードを手渡さないようにしない

とね!
そうだね。電話や玄関先でどんなに言葉巧みに不安をあおられても、RUIZAちゃんが言うとおり絶対

にキャッシュカードを相手に渡さないことを常に心にとどめておこう。あと、暗証番号を伝えなくて

も生年月日や電話番号の一部など、犯人が推測しやすい暗証番号に設定しておくのも危険だよ。
なるほど。こういう詐欺が増加している今だからこそ、他人事と考えずに暗証番号を見直したり、

家族で対策を話し合ったりするようにしたいね。もシカっち、今月もありがとう!

「RUIZAちゃん」

「もシカっち」

消費者問題・特殊詐欺 Q

A

【問い合わせ】 住民課 住民係    45-8540

       東信消費生活センター 0268-27-8517

こんにちは、RUIZAです。最近ニュースでキャッシュカードの手渡しを要求され、現金を引き出され

る詐欺被害が連日のように報道されているよね。どのような手口なのか、もシカっちに教えてもらおう。
こんにちは!そうだね、依然として振り込め詐欺やプリペイド型ギフトカードのIDを聞き出す手口

も後を絶たないけれど、キャッシュカードの手渡しを要求する手口がかなり増えている傾向にあるん

だ。いくつか手口のパターンがあるけれど、今回は2つの事例を見てみよう。

~キャッシュカードの手渡しを要求する詐欺に注意!編~

疑わしい話は

一人で悩まず

相談しようね!

【キャッシュカードの手渡しを要求する詐欺の対策ポイント】

キャッシュカードだけでなく、クレジットカードでも他人にクレジットカード番号、

セキュリティーコードを知られてしまえばインターネット決済などで悪用されてし
まう恐れがあります。カードの扱いには細心の注意を払うようにしましょう。

警察官や自治体職員、金融機関の職員などが自宅にキャッシュカードを受け取りに
行ったり、出先で交換したりすることは絶対にありません。そのような状況はどんな
理由であれ間違いなく詐欺です。自宅に伺うという時点で疑うようにしましょう。

【事例1 還付金詐欺の手口】

 ある日、Aさん宅あてに、役場職員を名乗る者から保険料の還付金があり、手続きに

ついて金融機関の職員が自宅を訪問するので指示に従ってくださいという内容の電話が

あった。その後、金融機関の職員を名乗る者がAさん宅を訪ねてきて、振込が可能かを

確認したいのでキャッシュカードを見せてほしいというのでカードを手渡したところ、

カードが旧型で振り込みができないため、新しいカードに変更する必要があるとのこと

であった。今のカードを回収して新しいカードを発行するので暗証番号を申込用紙に記

入してほしいと指示され、Aさんはカードを手渡し、暗証番号を記入した。すると、還

付金が振り込まれるどころか口座の残額がすべて引き下ろされてしまった。

【事例2 カードが悪用されていると脅す手口】

 ある日、Bさん宅に日本銀行協会の職員を名乗る者から電話がかかってきた。内容と

して、Bさんのキャッシュカードのデータが悪用されているという情報が入ったので、

今から警察官が伺うというものであった。電話があってからすぐ、警察官を名乗る者が

Bさん宅を訪れ、該当のキャッシュカードを凍結する必要があるので今すぐ預けてほし

いとの依頼があった。その際、捜査とのことで暗証番号なども聞かれたが、Bさんは何

も疑うことなく答え、キャッシュカードを渡してしまった。その後通帳を使って残額を

確認したが、お金はすべて引き下ろされ、カードが戻ってくることもなかった。