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令和元年11月1日 第688号

【問い合わせ】 住民課 保険年金係 45-8540

災害に対する不安を感じている被災者をさらにあおって、ほとんど意味のない工事を行い高額な費用

を請求するなんて、本当に卑劣な手口だね。
そうなんだ。台風15号の際にも雨漏りがする屋根にブルーシートを張るだけで高額な費用を請求する

業者がいたというニュースがあったよね。このときも手付金を払えば優先的に行いますなどと呼びか

け、払った後に連絡が取れなくなるケースがあったとのことだよ。
災害時には被害の拡大を防ぎたいという気持ちが強くなっているから、甘い言葉の勧誘に惑わされや

すくなってしまうよね。難しいけれど、相手の言うことを鵜呑みにすることのないように一度冷静に

なることも必要だね。
そうだね。だまされないための基本であるいったん冷静になって考えることはどんな状況でも同じだ
よ。状況は変わるけど、災害に関連した詐欺は現地だけにとどまらないんだ。事例2を見てみよう。

災害に心を痛めている人にまで付け込む詐欺もあるんだね…普通なら申し込んでいない施設への入居

権利の当選なんて話は疑ってかかるけれど、被災地に入居したい人がいるという話に動揺してしまう

こともありそうだね。
こういった詐欺は「義援金を振り込んで欲しい」とか、「被災地の復興に役立つ事業への投資」な

ど、多種多様な手段で勧誘してくるんだ。事例1の時と同様、まずは冷静に考えることが大切だよ。 

感情で流されることもあるけれど、詐欺を疑う心も忘れないようにしようね!

「RUIZAちゃん」

「もシカっち」

消費者問題・特殊詐欺 Q

A

【問い合わせ】 住民課 住民係    45-8540

       東信消費生活センター 0268-27-8517

こんにちは、RUIZAです!先日発生した台風15号・台風19号では甚大な被害が出てしまったけれ

ど、それに便乗した詐欺被害が多数報告されているというニュースを見たんだ。具体的にどのような

手口があるのか、もシカっちに教えてもらおう。
こんにちは。災害で大変な思いをしている人がたくさんいる中で、そこに便乗して詐欺を行なうなん

て許せないよね。絶対に被害に遭わないために、災害時の詐欺について事例を用いて説明するよ。

~自然災害に便乗した詐欺に注意!編~

災害に便乗する詐欺、

だまされないことで

撲滅しよう!

【事例1 災害被害の修理における詐欺】

 ある町で震度6強の地震が発生した。幸いAさん宅には大きな被害はなかった。

地震から数日経ったある日、被災地の住宅の耐震調査を行っているという業者がA

さん宅を訪問してきた。点検は無料ということだったので見てもらったところ、柱

と梁に歪みが見られるので一刻も早く修理を行う必要があると言われた。不安にな

り修理を依頼したところ、修理代として500万円を請求された。しかし、実際には

柱と梁を金具で固定しただけの簡易的な修理でしかなかった。

【事例2 災害の義援金を呼びかける詐欺の手口】

 ある町で地震が発生した数日後、Bさんの家に一本の電話がかかってきた。相手は

高齢者施設の職員を名乗っており、Bさんに施設の入居権利が当たったが、被災地に

入居したいという高齢者がいるのでその方に譲ってほしいとの話であった。Bさんが

内容を承諾すると、施設はいったん本来の当選者であるBさんに入居に関する費用を

支払ってもらい、その後譲渡した相手からBさんに入金があるので、まずは指定口座

に振り込んで欲しいとの連絡があった。Bさんは指定された金額を入金したものの、

その後施設とは連絡が取れなくなってしまい、Bさんは高額な費用をだまし取られて

しまった。