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令和元年6月1日 第683号

【問い合わせ】 環境課 野生鳥獣対策係 45-8556

 国道18号より北側、旧軽井沢から千ヶ滝西区に至る地域に、軽井沢群

(K群)が生息しています。K群は、離山を中心とした旧軽井沢、中軽

井沢を含む住宅地に出没し、家屋侵入、ベランダの糞尿、家庭菜園の被

害を起こしていましたが、追い払い等の成果により、現在、住宅地・商

業地への出没は激減しています。

 ただ、追い払いの目標地点(町北側国有林)の途中にある、星野、鶴

溜、千ヶ滝地区等の居住地域には、依然として出没しています。

 町では、追い払いを鳥獣対策専門員2名とサル追い職員5名が、365日2名2シフト体制で、朝6時半から日没

頃まで実施しています。

 また、環境省の許可を得て捕獲も実施しています。以前、K群は100頭前後いましたが、現在は約20頭以下まで

減少しています。捕獲によるストレスから群れが分裂しないよう、群れの中の順位にも配慮しながら、慎重に捕獲

を進めていきます。

 サルは、自然界の食べ物より、安易に入手でき、おいしい食べ物がある場所を見つけると、その場から離れなくなります。

 住民の皆さんには、町北側国有林へ生息区域を移動させるため、

「サルに餌を与えない」

「屋外に食べ物を保管しな

い」

「野鳥の餌台は適量を与えサルが来たら直ちに片付ける」

「サルにドア・窓を開けられないよう、見かけたら戸

締りを徹底する」等のご協力をお願いします。

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ニホンザル 

 イノシシは、町内全域に生息してお

り、人の多い地域にも出没します。昨年

度は、特に国道18号線より北側に多く、

旧軽井沢、新軽井沢等の住宅地・商業地

域や湯川ふるさと公園等に出没・掘り起こし被害を出しました。

 大人のオスは単独で暮らし、大人のメスやこどもは、家族や若齢グ

ループといった複数の群れで生活しています。

 地中の植物の根や、昆虫、ミミズを菜食するため、庭の苔、芝、植木を

堀り起こす被害が多発しており、町への通報内容の大部分を占めています。

 1歳から2歳で繁殖能力を獲得し、毎年5頭から6頭を出産するた

め、ニホンジカ同様に増えやすい動物です。

 このため、対策として「獲ること」、

「被害防除」の2点が重要となります。

 町では、猟友会に委託して、檻や罠による有害駆除を実施してい

ます。昨年度の捕獲頭数は223頭で、平成28年度以後、年々増えてい

ます。

 なお、檻や罠を設置している場所には、捕獲実施者を記載した看板が設置されていますので、見かけたら近寄ら

ないでください。

 イノシシを目撃したら、むやみに近寄らず、速やかにその場から離れてください。

 また、庭の花壇や家庭菜園を守るためには、電気柵の設置、防除柵で畑や敷地を囲うような対策が有効です。皆

さんのご協力をお願いします。

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イノシシ 

 長野県内各地で分布域、生息数が増えています。群れで生活し、集

団で植物を採食するので、森林生態系に多大な影響を与えます。

 町内でも出没が増えており、農作物被害、庭の植木被害の情報も寄

せられています。また、軽井沢バイパス、国道18号線、146号線で

は、交通事故も報告されています。

 近年は、国有林に面した別荘地周辺の山林で、冬から春にかけてニ

ホンジカに樹皮を採食された跡が顕著な地域も確認されています。

 町では、猟友会に委託し檻や罠による有害駆除を実施しています。

 繁殖力が高く、2歳で出産し、毎年1頭を産む、増えやすい動物であるため「獲ること」が重要な対策です。

 捕獲頭数は年々増加し、昨年度は過去最高の663頭で、猟友会員の方々の努力により多数捕獲しました。

 家庭菜園を含む農作物被害については、防除柵の設置を推奨しており、町では被害防除柵の購入にあたって、

電気柵設置費用の補助を実施しています。詳しくは、下記までご連絡をお願いします。

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ニホンジカ 

【問い合わせ】 環境課 野生鳥獣対策係 45-8556