2024年4月3日 登録
塩沢区に、「塩沢の郷倉」と呼ばれる、わずか2坪ほどの茅葺屋根の小屋があります。
江戸時代は凶作による食糧難に備えて、塩沢のみならず各地にて備蓄食料を保存するための郷倉(または郷蔵)が作られました。
「塩沢の郷倉」では、収穫期に村人ごとに提出された籾や粟、稗などが貯蔵され、これを名主が管理していたことが記録されています。
令和2年に町の文化財に指定された「塩沢の郷倉」を、このたび茅葺屋根の葺き替えや部材の補修を行いました。
町内に現存する数少ない茅葺屋根の建物ですので、お近くにお立ち寄りの際はぜひご覧ください。
施工者:軽井沢産業 株式会社
茅葺工事:株式会社 縄文屋根
仮設工事:有限会社 前田仮設
大工工事:佐藤住建
塗装工事:株式会社 藤井塗装
設計・監理:協同組合 伝統技法研究会