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Welcom to Town of Karuizawa

姉妹都市ウィスラー市長による第5回さわやか軽井沢交流会講演

2016年8月5日 登録

  平成28年7月31日に開催した第5回さわやか軽井沢交流会において、姉妹都市ウィスラー市ナンシー・ウィルヘルム‐モーデン市長に「世界的リゾート ウィスラー」をテーマにご講演いただきました。ご講演の内容は以下のとおりです。

 

ご講演の様子

ご講演の様子

 

  おはようございます。
  私をこのように温かく迎え入れていただき誠にありがとうございます。本日は皆さまにおかれましてはこの会場まで快適にお越しいただけたのであれば良いと思っております。
  私は、カナダ国ブリティッシュコロンビア州にありますリゾート都市ウィスラー市の市長をしております、ナンシー・ウィルヘルム‐モーデンと申します。
 ウィスラー市を代表しまして、我々の姉妹都市であるここ軽井沢町にお招きいただきありがとうございます。
 また、藤巻進町長、藤巻真弓様、内堀次雄軽井沢町議会議長、内堀良恵様、軽井沢町総務課長依田繁男様、総務課で通訳の柳澤さおりさん、どうもありがとうございます。
 2013年に軽井沢町制施行90周年記念をお祝いするため訪問させていただきましたが、ここ軽井沢を再び訪問する特別な機会を与えていただきました。
 町の大変重要な式典に参加させていただき、町固有の文化を経験したことは忘れられない出来事となりました。そして、リゾートコミュニティー軽井沢の数々の成功を理解することができました。
 リゾート都市ウィスラーは2015年に市制施行40周年記念を迎えましたが、その2年前に軽井沢町の式典に参加でき、良い参考とさせていただきました。
 ウィスラーはブリティッシュコロンビア州バンクバーから1時間半のコーストマウンテン、海外山脈に位置しています。
 ブリティッシュコロンビア州はカナダの中では一番日本に近い州で、我々の間には多くの大変強い繋がりがあります。
 私たちは日本と交易がありますし、ブリティッシュコロンビア州では日本文化や料理、生活様式が理解され、大変深く根付いています。
 同じカナダ国内の他の地域よりも、環太平洋に位置する他の地域との方が、私たちは多くの似通った特徴を持っています。
  そのため、我々が大変強固な姉妹都市関係を築いていることは少しも驚きではありません。
 長年に渡り、ウィスラー市長と軽井沢町長は相互に代表団を送り、双方の国が持つ伝統や歴史、言語、地理に対する理解を深めてきました。
 軽井沢町が保健休養地として発展し始めてから130周年という記念の年に軽井沢に来ることができ、大変光栄に思います。
 これまで16年間、軽井沢とウィスラーが姉妹都市であったことを大変誇りに思います。
 我々2都市は重要な関係を持ち、経済的、文化的つながりを強めてきました。
 またこの姉妹都市関係により、軽井沢及びウィスラーの生徒たちは年間交換プログラムとして双方の都市を訪れる素晴らしい機会を得ています。
 生徒たちは相手方の文化に触れ、それぞれの都市を代表する大使として行動します。
 我々2都市は多くの共通点を持っています。
 ウィスラーと軽井沢はともにリゾートでありそしてコミュニティーです。
 ウィスラーはカナダ国ブリティッシュコロンビア州の西海岸に位置するコーストマウンテン(海岸山脈)にあるマウンテンリゾートコミュニティーです。
 軽井沢と同様に、ウィスラーはカナダで一番大きな都市の一つであるバンクーバーからたった1時間強の距離にあります。
 環太平洋に位置する都市の一つであるバンクーバーはアジア諸国や日本と貿易や人々の往来において、長い間多くのつながりを持ってきました。
 我々は双方ともオリンピックを開催しました。軽井沢は2度も開催されています。
 こうした共通点から、相互に学び情報を共有する機会を得ています。
 ウィスラーを訪れる方々の一部は、日本からのお客様であり、姉妹都市関係によって日本を一層理解することができ、日本人客へのサービス向上の一助となっています。また姉妹都市関係は、増加している一時滞在や恒久的にウィスラーを自宅とする日本人市民にとっても重要なものとなっています。
 デスティネーションリゾート都市同士として我々は数々の同様な取り組みに挑戦しています。
 我々2都市とも質の高いサービスを住民や訪問者に提供するよう課せられています。
 ブリティッシュコロンビア州では、道路や上下水道システム、公園や遊歩道の維持管理、レクレーションプログラムの提供、ビジネスライセンス、条例、消防、環境管理、そしてもちろん都市計画について各自治体に責任があります。
 また、フェスティバルやイベント、芸術や文化の発展、教育的課題の解決に向けた行動、ゴルフコース、会議センター及び私たちのパートナーであるツーリズムウィスラーとともに持っている旅行予約会社といった施設の所有など、幅広い役割がウィスラー市にはあります。
 私たちのコミュニティーにとって連邦政府や州政府と強い関係を持つことは大変重要であることもお伝えしたいと思います。
 彼らは私たちの財源であり、また共に成功を収めるための大変重要なパートナーです。
軽井沢と同様に、ウィスラーでも大変多くの別荘があり、別荘所有者は我々のコミュニティーの一部を構成しています
 彼らは税務基準額の大きな部分を占めており、また我々の市が成功するために大きな役割を持つ人々です。
 また我々2都市は旅行の目的地として、世界の旅行や経済動向、気候変動による潜在的衝撃といった外部要因から影響を受けますので、これらについて関心を寄せています。
 ここで、ウィスラー市の歴史と発展における背景を皆様にご紹介したいと思います。
 現在多くの方に知られているスキーリゾートとしてではなく、湖のリゾートとしてその歴史は始まりました。
 1800年代の終わりに開拓者や入植者がそれ程遠くはないバンクーバーからウィスラーの元の名前であるアルタレイクにやって来るようになりました。
 1914年にレインボーロッジが開業し、その後急速に釣りや休暇のためのリゾートとして人気になりました。
 実際、現在のウィスラーとは違い、1940年代のレインボーロッジはロッキー山脈の西に位置する夏のハネムーン先として最も人気がありました。
 50年間は、夏の観光と林業が生活の柱でした。
 1960年代になって初めて、あるバンクーバーのビジネスマングループがスキーリゾートになる潜在的可能性があるとウィスラーを選びました。
 更に彼らは大志を抱き、1968年の冬季オリンピックを誘致しようと決めました。
 彼らの誘致は成功しませんでしたが、この中の一人が1966年に引き続きスキー場を運営していくことを決めました。
 ウィスラー周辺のコミュニティーは成長を続け、1975年9月に、カナダで初めてリゾート都市として指定され市制が施行されました。
 市制が施行された頃のウィスラーの人口は1,000人にも達していませんでした。
 2003年、ウィスラーは冬季オリンピックを開催したマウンテンリゾートとなる夢をついに実現させ、2010年冬季オリンピック開催地としてバンクーバーと共に選ばれました。
 その後の成功や北米一のスキーリゾートの一つとしての評価により、今日では、年間270万人の人々をウィスラーに惹きつけ、10,000人の方が常住者するようになりました。
 1日の平均人口は30,000人です。
 年々その数は増加し、私たちの宿泊施設年間稼働率の目標である60%に近付いています。
 2005年にリゾート都市ウィスラーは正式に一つの計画を採択し、私たちが一番に価値を置いているもの、つまり自然環境や建物環境そして文化が保存される方法で、コミュニティー内における全ての成長が持続可能なものであるかを確認していくこととなりました。
 私たちは完全に持続可能で、生態系への影響をを極力抑えたリゾートコミュニティーの将来図を作り、これを実現するための困難を伴いながらも現実的な将来の目標を設定しました。
「ウィスラー2020」と題した計画は5つの優先項目に重点を置き、2020年のウィスラーがどのようなコミュニティーに見えるかについて盛り込まれています。
 この計画には、
○コミュニティーでの生活を豊かにすること。
○リゾート体験を促進していくこと。
○環境を保全すること。
○存続可能な経済を確実なものにしていくこと。
○成功のためのパートナーを組むこと。
が含まれております。
 このコミュニティープランと並び、コミュニティービジョンを達成しながら私たちの役割の規範となる組織計画を策定しています。
 年間の仕事におけるパフォーマンスのモニターや持続可能な成長について測る90以上の指標を追跡する報告システムを使い、コミュニティーと組織の優先項目をモニターしています。
 例えば、こうした調査の中でも「年次コミュニティー生活調査」によりウィスラーが暮らす場所として住民が概ね満足していることがわかりました。
  直近の調査では94%の永住者、98%の別荘所有者がウィスラーを暮らす場所として大変満足していることが分かり、この事実を大変誇りに思っております。
 私たちの調査では訪問者も大いに満足していることがわかりました。
 ウィスラーでは、スキー、ゴルフ、ウォータースポーツ、ハイキング、芸術や音楽のワークショップなど、スポーツから文化的イベント、そして会議開催などあらゆる活動をするため年間を通してお客様が訪れています。
 また、持続可能性に重点を置く私たちは、環境的要素も注意深くモニターしています。
 私たちの住民は大変高い受託者倫理観を持っています。
 コミュニティーの水やエネルギーの使用について、ごみ、温室効果ガス排出について注意深くモニターしています。
 冬季には雪を頼りにしているリゾートコミュニティーとして、気候変動は大変気懸りです。
 近頃、コミュニティーでオープンハウスを開催し、温室効果ガス排出を減少する方法について話し合われ、議会で初めて、コミュニティーにおけるエネルギー及び気候に対するアクションプランが採択されました。
 私たち住民は長期的な持続可能性を維持していくためには、温室効果ガス排出抑制やエネルギー使用削減の必要を認識しています。
 これは姉妹都市とのパートナーシップが価値のある部分であると思うのですが、アイデアや最善の行動について情報を共有することで我々2つのコミュニティーがゴールを目指す手助けとなります。
 またコミュニティーの持続可能計画は私たちが暮らす自然環境の保全についても大変重要視しています。
 人間と野生動物が共存できる環境を維持しいていくことに重点を置いています。
 野生動物や山の環境は多くの人間がこのリゾートにやって来ることを選んだ理由の一つであることを私たちは理解しています。
 そして、私たち人間は彼ら野生動物が生存していく上での脅威となる存在の一つであることも認識しています。
 野生動物を守るため、私たちは「ベアスマート」コミュニティーになることを決め、教育的ツールを使用し、住民や訪問者が熊やその他の野生動物をコミュニティーに引き寄せるような行動を避ける事の重要性を理解する手助けをしています。
ウィスラーにいる全ての住民、これには野生動物も含まれますが、自分らしい生活の質を持って欲しいと思っております。
 ウィスラーでは山の環境を保全するためにコミュニティー内での建物エリアの制限や厳格な建築ガイドラインを設けるなど多くのことに取り組んでいます。これにより緑のスペースを維持し持続可能な成長の管理を確実なものとするよう助けとなっています。
 また、先を見越したごみ処理や川、植栽、木の管理など、その他全ての環境的管理プログラムを持っています。
 このような美しいコミュニティーで生活し仕事をするためには、持続可能な経済を計画に含めています。
 私たちのコミュニティーが存続していくためには、安定したツーリズムによる経済に重点を置く必要があることを理解しています。
 このために、ウィスラー内にいる重要な経済的関係者同士が協力し提携するよう促進する委員会において「経済パートナーシップ新プラン」を作成し発展させてきました。
 経済パートナーシップ新プランによる行動が始まった2013年から、訪問客数や訪問客による消費、雇用、税収入が増加したと、この委員会から最近報告されました。
 例えば、ブリティッシュコロンビア州の海外からの観光による収入の25%はウィスラーによるものであり、州のGDPの内15億3千万ドルはウィスラーから創出されています。
 その他の経済的プランの側面には、年間をとおして提供できる文化的ツーリズムやその他新しい体験を発展させるよう重点を置くことも含まれています。
 大変幸運なことに、ウィスラーが成功し活気があり続ける手助けをしてくれる素晴らしいパートナーがウィスラーにはいらっしゃいます。
 前回軽井沢を訪問した後、今年の初めに、素晴らしいオーディン美術館が新しくオープンし、大変良い美術品をコレクションしています。
 私たちのスキーエリアであるウィスラーブラッコムは主要複数年計画で、新しく屋内ウォーターパークや屋内及び屋外家族向けアドベンチャーエリアを増設すると発表しました。
 ウィスラースポーツレガシーではオリンピックスライディングセンターやクロスカントリー施設、選手センターを運営していますが、ウィスラーに選手が滞在しトレーニングを行うノルディックディベロップメントセンターを新設すると発表したばかりです。
 私たちは常に進化し改善しようと目指しています。
 軽井沢と同様に、ウィスラーは生活し働きそして遊ぶことのできる素晴らしいマウンテンリゾートコミュニティーであり続けることを目標としています。
 この目標を踏まえると、皆さま方のコミュニティーで過ごすことができ、軽井沢の先進的計画や成功について学ぶ時間を大変ありがたく思います。
 皆さま方のコミュニティーは多くを達成され、ツーリズムの発展や文化的歴史や様々な経験、会議ビジネス、交通網計画、その他多くのことを皆さんの成功から学ぶことができます。
 また、この他にも共有していただける新しい計画や発展などについてお聞かせいただけることを楽しみにしております。
 そして学んだことをウィスラーに持ちかえることを楽しみにしております。
 どうもありがとうございました。

 

 

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