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Welcom to Town of Karuizawa

わたしの戦後(平成27年9月1日)

2015年9月1日 登録

 戦後生まれの私にも、戦争の残り火の記憶があります。

 幼少時、足の火傷治療で小諸の病院に長く入院していました。母親に連れられて、よく足を運んだ懐古園の入り口やあちらこちらに、傷痍(しょうい)軍人(ぐんじん)が軍隊帽を被り汚れた白衣をまとい、通りがかる人たちにお金を無心していました。 

 ある人は片足が無く松葉杖で、ある人は片腕と片目を失っているなどです。アコ―ディオンを弾いている人もいました。子ども心に、その姿に大変に暗いイメージを抱いたものです。普通であれば、傷ついた軍人は称賛あるいは同情を持って迎えられるのでしょうが、当時はそうではありません。「傷ついた身体をさらして人に(あわれ)みを乞い、お金をもらっている」というさげすみの言葉さえ聞こえました。

 平時の世の中から見れば、「とんでもない」、ということになりますが、国中が、生きることに精いっぱいで、他人を思いやる心の余裕を失っていた時代でした。戦争が多くの人々の命を奪い、人生を狂わしてしまった事実に向き合う戦後70年、自分自身の中でも問い直したいと思います。

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