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広報

令和2年1月1日 第690号

国民健康保険の加入・喪失の手続きを忘れずに

お年寄りが日常の中で感じている寂しさに付け込むなんて本当に悪質な手口だね。それにしても、
信用する気持ちを逆手にとって詐欺に利用するなんて、被害者からしたら想像もできないことだよね。
そうなんだ。事例にもあるように被害額も高額で、独立行政法人国民生活センターによると被害の
1件当たりの平均は170万円にもなるとのことだよ。大切に積み立ててきた老後のための資金を切り
崩して支払ってしまう高齢者がいると思うと許せないよね。
だまされないためには安易に相手を信用しないことが必要だけど、それは簡単なことじゃないよね。
まずはどんなに信用できそうな相手でも、契約をするときには慎重になることが大切だね!
そうだね。それと、催眠商法の入口はプレゼントやセール価格など、通常と異なる特別な条件で誘い
込むケースが圧倒的に多いんだ。そのことも覚えておこうね。
高齢者をターゲットにした悪質商法だから、地域の見守りや家族の気付きも被害を食い止める要因に
なるよ。悪質商法や特殊詐欺について正しい知識をもって、今年も被害が出ない一年にしたいね!

「RUIZAちゃん」

「もシカっち」

消費者問題・特殊詐欺 Q

A

【問い合わせ】 住民課 住民係    45-8540

       東信消費生活センター 0268-27-8517

こんにちは、RUIZAです。今年も消費者問題や特殊詐欺について、もシカっちに教えてもらうよ!
こんにちは!RUIZAちゃんは催眠商法(SF商法)って知っているかな。かつて多く見られた手口の
詐欺で、プレゼントなどで来客を集めて雰囲気を盛り上げた後、高額な商品をあたかも今だけ安く購
入できるかのように見せかけ、周りのサクラの雰囲気に飲まれて購入させるというものなんだけど、
最近は手口が巧妙化して長期にわたって複数回購入させるという手法も見られるようになったんだ。
まずは下の事例を見てみよう。

~信頼に付け込む催眠商法に注意!編~

素敵な2020年になる

よう、詐欺に一層気を

つけよう!

【信頼に付け込む催眠商法の対策ポイント】

事例にもあるように、だまされているという自覚がないままに被害額が増え
てしまうのがこの手口の特徴です。高齢者の声に耳を向ける中で、不審な点
があったときは町や消費生活センターへ相談するようにしましょう。

催眠商法は特定商取引法による規制を受けているため、条件によってはクー
リングオフが可能です。被害に気づいた際にはまず相談してください。

【事 例】

 一人暮らしの高齢者であるAさんは最近商店街にできたお店の前で、お正月特別セー

ルにつき日用品プレゼントと書かれたチラシを受け取りました。Aさんがさっそくお店

に入ると、チラシのとおりプレゼントが貰え、お茶を入れてもらい、店員さんと楽しく

お話をすることができました。Aさんはすっかりこのお店が気に入りました。

 Aさんは一人で暮らしており、世間話をする機会が少ないことから、気軽に話をする

ことができるこのお店に毎日通いました。訪問する度に安くはない健康食品を勧めら

れ、都度購入したので購入金額はどんどん膨れ上がりましたが、Aさんはこのお店に通

い続けました。

 ある日、遠くに暮らすAさんの娘がAさんを訪ねた際、家に大量の健康食品があるこ

とに気付きました。不審に思いAさんに確認したところ、購入額は500万円以上にもの

ぼっていることが判明しました。Aさんはいつも優しくしてくれる店員を信頼しきって

おり、だまされているという意識はまったくありませんでした。