= 18 =
平成30年11月1日 第676号
長野県小児救急電話相談 #8000
#8000でかからない時は 0263-34-8000
軽
井
沢
病
院
か
ら
の
お
知
ら
せ
●
インフルエンザ予防接種
イ
ン
フ
ル
エ
ン
ザ
ワ
ク
チ
ン
は
、
効
果
が
出
る
ま
で
に
約
2
週
間
か
か
り
、
約
5
か
月
の
間
、
効
果
が
継
続
す
る
と
さ
れ
て
い
ま
す
の
で
、
早
め
の
ワ
ク
チ
ン
接
種
を
お
勧
め
し
ま
す
。
軽
井
沢
病
院
で
も
接
種
が
で
き
ま
す
の
で
(
要
予
約
)、
問
い
合
わ
せ
て
く
だ
さ
い
。
◦
接種期間
(
現
在
予
約
受
付
中
)
平
成
31年
1
月
25日
㈮
ま
で
成
人
木
、
金
曜
日
小
児
月
、
火
、
木
、
金
曜
日
ど
ち
ら
も
13時
30分
か
ら
※
ワ
ク
チ
ン
が
な
く
な
り
次
第
、
予
約
を
終
了
す
る
場
合
が
あ
り
ま
す
の
で
、
あ
ら
か
じ
め
ご
了
承
く
だ
さ
い
。
※
当
院
か
か
り
つ
け
の
方
は
、
定
期
受
診
時
で
の
接
種
が
可
能
で
す
。
そ
の
場
合
も
あ
ら
か
じ
め
電
話
ま
た
は
受
付
で
の
予
約
が
必要
です。
●軽井沢病院公開講座の
お知らせ
住
民
の
皆
さ
ん
に
軽
井
沢
病
院
を
身
近
に
感
じ
て
い
た
だ
く
た
め
、
当
院
の
技
師
等
に
よ
る
「
軽
井
沢
病
院
公
開
講
座
」
を
次
の
と
お
り
開
催
し
ま
す
。
お
誘
い
合
わ
せのうえお出かけください。
と
き
12月1日㈯
14時から
ところ
軽井沢病院
待合ホール
●病院職員募集
【
正
職
員】
・看護師
募集人員
各職種若干名
募集要件
資格を有する方
募集期限
11月
12日㈪
採
用
日
平成
31年4月1日
【
臨時職員】
・健康管理部事務職員
募集人員
1名
募集要件
医事関係資格
保有者優遇
募集期限
11月
12日㈪
採
用
日
平成
31年4月1日
(詳細は問い合わせてください)
●訪問看護ステーション
職員募集
【
臨時職員】
・看護師
(
64歳まで)
募集人員
若干名
募集要件
資格を有する方
※年齢は採用月の1日時点
募集期限
11月
12日㈪
採
用
日
随
時
【
問い合わせ】
軽井沢病院
45‐5111
軽井沢病院
形成外科
山口
亜佐子
今月は、足や手にできること
があるウオノメ、タコ、イボに
ついてご説明します。
1.ウオノメ
中心に魚の眼のような芯が見
えるので俗にウオノメと呼ばれ
ますが、専門用語では鶏眼(ケ
イガン)といいます。魚ではな
く
鶏
の
眼
な
の
が
、
面
白
い
で
す
ね。ウオノメは、通常大人の足
の
裏
や
趾
(
ゆ
び
)
な
ど
に
で
き
る、直径5ミリから7ミリ程の
硬い皮膚病変です。歩いたり、
押されたりすると激しい痛みを
伴うのが特徴です。原因は、タ
コと一緒で一定部位に繰り返し
異常な圧迫刺激(体重など)が
加わり、角質が厚くなるためで
す。その際に、厚くなった角質
が
芯
の
よ
う
に
な
り
、
真
皮
に
向
かって楔状に食い込んでいくと
ウオノメになります。食い込ん
だ角質の芯が神経を圧迫するの
で痛みが生じます。タコは手な
ど体のいろいろな部位にできる
のに対し、ウオノメは足にでき
ることがほとんどです。痛みを
とるためには芯をくり抜く必要
があります。
2.タコ
専
門
用
語
で
は
胼
胝
(
ベ
ン
チ
)
と
い
い
ま
す
。
皮
膚
の
一
部
が
慢
性
の
刺
激
(
足
な
ら
体
重
が
か
か
る
、
靴
が
当
た
る
な
ど
)
を
受
け
て
角
質
層
が
厚
く
な
る
状
態
で
す
。
刺
激
を
受
け
た
辺
り
全
体
の
皮
膚
が
少
し
黄
色
味
を
帯
び
て
、
厚
く
硬
く
な
っ
て
盛
り
上
が
り
ま
す
。
痛
み
は
伴
わ
な
い
こ
と
が
多
い
で
す
。
ウ
オ
ノ
メ
が
普
通
、
足
の
裏
に
で
き
る
の
に
比
べ
て
、
タ
コ
は
足
の
裏
以
外
に
も
、
生
活
習
慣
(
指
に
で
き
る
ペ
ン
ダ
コ
な
ど
)
や
職
業
や
そ
の
人
の
癖
な
ど
に
よ
り
、
身
体
の
あ
ち
こ
ち
に
で
き
ま
す
。
3.イボ
タコやウオノメと間違われや
すいものに、ウイルス性のイボ
があります。お子さんの足にウ
オノメができたと受診された場
合
、
実
際
は
ウ
イ
ル
ス
性
の
イ
ボ
の
こ
と
が
多
い
で
す
。
イ
ボ
は
、
ヒ
ト
乳
頭
腫
ウ
イ
ル
ス
(
hu
man
papillomavirus
)
と
い
う
ウ
イ
ルスの一種が皮膚に感染してで
き
ま
す
。
イ
ボ
の
ウ
イ
ル
ス
は
正
常の健康な皮膚には感染できな
い(と考えられている)のです
が、小さな傷などがあるとそこ
から皮膚に入り込んで、基底層
にある細胞(基底細胞)に感染
してイボをつくると考えられて
います。感染を受けた基底細胞
は細胞分裂が活発になり、まわ
りの正常細胞を押しのけて増え
続
け
ま
す
。(
図
2
参
照
)
自
然
治
癒することもありますが、気に
して触っているうちに周囲に増
えてしまうことも多いため、早
めの治療をお勧めします。治療
は液体窒素による凍結療法を行
い
ま
す
。
た
だ
し
、
1
回
で
治
癒
す
る
と
い
う
も
の
で
は
な
く
、
最
低
で
も
複
数
回
の
治
療
が
必
要
に
な
り
ま
す
。
以上、ウオノメ、タコ、イボ
についてでした。初めの診断が
大
切
で
す
の
で
、
自
己
判
断
せ
ず
に、皮膚科や形成外科を受診さ
れることをお勧めします。
口
Dr.
山
形
成
外
科
の
お
話
❽
「
ウ
オ
ノ
メ
、タ
コ
、イ
ボ
」の
お
話
図1.ウオノメとタコの違い
図2.ウイルス性イボができるまで
小さな傷
★
ウイルス
角層
角層
有棘層
イボの塊
©社団法人日本皮膚科学会
有棘層
【ウオノメ】
【タコ】
有棘層
有棘層
角質増殖
角質増殖
表皮
真皮