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平成30年6月1日 第671号

国民健康保険の加入・喪失の手続きを忘れずに

「RUIZAちゃん」

「もシカっち」

消費者問題・特殊詐欺 Q

A

相手の言葉を鵜呑みに

しないようにしよう!

【問い合わせ】 住民課 住民係 45-8540  東信消費生活センター 0268-27-8517

【点検商法の対策ポイント】

◎「無料で点検します」という業者にははっきりと断ることが有効です。
◎火災保険が適応できますといって勧誘してくるケースもありますが、老

朽化によるものはほぼ保険の対象外です。保険に関する疑問点は保険会
社に相談し、点検業者の言葉だけで判断しないようにしましょう。

◎一度契約してしまうと次々に不具合が見つかったとされ、追加の修理を

行うように指示されることがあります。いわれるがまま契約を重ねない
よう、冷静に判断するようにし、必要ないときは毅然とした態度で断り
ましょう。

こんにちは、RUIZAです。今回はもシカっちに最近被害が増加している「点検商法」について教えて
もらうよ。もシカっち、よろしくね!
こんにちは!点検商法は消費者の不安をあおって必要のない修理を迫る、悪質商法の一つだよ。
こんな事例が全国の消費生活センターに寄せられているんだ。

【事例】

これも特殊詐欺と同じ、相手の不安に付け込む悪質なやり方だね。しかも町の委託を受けて点検を
しているというのもウソだし、点検の内容も本当なのか分からないよね。
そうなんだ。ルイザちゃんが指摘しているとおり、町の委託という言葉で安心できる業者であると
思い込ませて、その後に不安になることをまくし立てることで、消費者に考える時間を与えずに
契約させてしまうんだ。
この事例では見積りすら取らせてもらえていないもんね。言われるがまま契約を結んでしまったら
必要のない修理の契約をしてしまう可能性が高くなるよね。
そうだね。すべてを鵜呑みにしないで、例えば屋根ならどこがどのように危険な状態で、どうやっ
て修理するのか、それにはいくらかかるのかなど、納得できるまで説明してもらう必要があるね。
そして、いくら急かされてもその場では絶対に契約をせず、本当に必要な工事なのかを考えてみ
よう。どうしても不安なら他の業者の方にも点検してもらうのも方法の一つだよ!
なるほど!大切な家のことだからこそ、もし本当に修理が必要なら安心できる業者の方と修理を
進めたいよね。今回の事例に出てきたような、ただ不安をあおるだけの業者には気を付けるよう
にしよう。
これから梅雨時で屋根や床下を無料で点検させてほしいという悪質な業者が出てくるかもしれ
ないけれど、無料というのが悪質商法の付け入るきっかけだから、気を付けようね!

 「町の委託を受けて無料で住宅の点検を行っています」という業者が訪問してきたので点検を

依頼したところ、屋根や床下に重大な欠陥が見つかり、「このままでは小さな地震にも耐えられ

ない」「今すぐ修理をしないと危険だ」などと不安をあおられ、見積りもない状態で修理の契約

を結ばれてしまった。修理代金は数百万円にものぼった。その後町に住宅の点検の委託をしてい

るか確認したところ、そのような事実はないということであった。

~点検商法編~