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平成29年8月1日 第661号

子どもが熱を出して元気がない。こんな時どうしたら良いの?

毎日19時~23時まで電話で相談できます

 夏は外に出る機会も多くなり、様々な感染症や皮膚トラブルを起こすリスクが高くなる季節です。夏に注意

して頂きたい感染症や皮膚トラブルについて知り、適切な対処法を身につけましょう。

夏の感染症について

 夏かぜは咳や鼻水などの症状がないまま、ぽっと熱が出ることが多いです。熱だけでおさまってしまうことも

ありますが、口内炎ができたり、下痢をしたり、発疹が出ることもよくあります。

 多くのウイルス性の感染症は、特効薬はなく、症状に対する治療が一般的です。感染したら治るのを待つしか

ありません。

 熱がある時は適切にクーラーや解熱剤を使用したり、口内炎がある時は冷たいものや柔らかいものでのどに

しみないものを少しずつ与えてください。下痢などの症状がある時は、軟らかいお粥やうどんなどを中心にし、

冷たい飲み物などは控えましょう。また、脱水症を予防するために、水分をこまめにとりましょう。熱がある時

や汗をたくさんかいた時はイオン飲料等も良いですが、糖分も含まれているため元気な時は不要です。適切に

水分補給をしましょう。

夏は、気温や湿度も高く、様々な皮膚トラブルをおこす可能性があります。

発疹や皮膚トラブルのある時は放置せず、小児科や皮膚科へ相談しましょう。

【問い合わせ】 保健センター 45-8549

子どもの夏の感染症に注意しましょう!

気になる発疹チェック!

病 名

病気について

症 状

いんとう

頭結

けつまくねつ

膜熱

(プール熱)

保育所や幼稚園のプール遊びで集団感染することもあり、春

の終わりから秋のはじめごろまで流行します。高熱が数日続

き、のどがはれて痛みます。目が充血し、目やにや涙が出ま

す。感染力が強いので、家族に移さないよう、タオルの使用

や洗濯は別にします。

・高熱

・のどの痛み

・結膜炎

てあし

足口

くちびょう

口の中、手のひら、足の裏に周囲が赤くて中心が白い水疱が

できます。発熱を伴うこともあります。発疹は1週間くらい

できれいに消えます。唾液や便などからウイルス感染し、潜

伏期間は3日から6日です。数年おきに春から夏にかけて流

行し、一度かかってもまたかかることがあります。

・手足口の発疹

・発熱

ヘルパンギ―ナ

高熱、口内炎、のどの痛みが特徴で、のどの奥に小さな水ぶ

くれができると痛くて飲んだり食べたりできなくなることも

あります。唾液や便などからウイルス感染する病気で、初夏

から夏にかけて流行し、毎年かかる可能性もあります。

・高熱 ・口内炎

・のどの痛み

・のどの奥に水ぶくれ

ようれん

連菌

きん

かんせんしょう

染症

溶血性連鎖球菌という細菌がのどに感染しておこります。の

どと舌が赤くなり、舌にブツブツができてイチゴのようにな

ります。同時に、首やからだを中心に細かい発疹が現れ、全

身に広がります。

・高熱

・のどの痛み

・発疹

両ほほに赤い発疹

 

りんご病

赤いプツプツした発疹

 

水ぼうそうなど

水疱

 

手足口病

 

ヘルパンギ―ナ

 

プール熱

 

はしか(白い斑点)など

舌にできたブツブツ

 

溶連菌感染症 など

全 身

赤いプツプツした発疹

 

麻しん、風しん

 

水ぼうそう など

光沢がある水疱

 

水いぼ など

盛り上がった発疹

 

じんましん など

膿をもった水疱

 

とびひ など

関節部など

カサカサした湿疹

 

アトピー性皮膚炎 など

赤いプツプツした発疹

 

あせも など