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平成28年11月1日 第652号

【問い合わせ】 保健センター 45-8549

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国保の特定健診・いきいき健診の

申し込みは11ページをご覧ください。

世界で6秒に1人の命を奪う糖尿病

 糖尿病は糖尿病予備軍の人も含め、日本で2,050万人の人が抱える病気です。一般的に死に至る病気との認識

は薄いですが、世界では1年に500万人以上が糖尿病の引き起こす合併症などが原因で死亡しています。これは

世界のどこかで、6秒に1人が糖尿病に関連する病で命を奪われている計算になります。

血糖値が高いかはどう判断するのでしょう(特定健診の結果からも分かります)

 血糖値が高いかどうかは血液検査を行い、血糖とH

ヘモグロビンエーワンシー

bA1cの値で判断します。

 血糖値は血液中にどれくらいブドウ糖が含まれているかがわかり、採血前から前日くらいまでの短い期間に口

にしたもので値が前後します。
 一方H

ヘモグロビンエーワンシー

bA1cは血液中のヘモグロビンにどれくらいブドウ糖が結び付いたかを調べることができます。

 過去1カ月から2カ月間の血糖値の状態がわかるため、糖尿病の判断の指標に用いられています。

糖尿病の合併症

 血糖値が高い状態が続くと動脈硬化が進み、血管を痛め、様々な病気を引き起こします。

 下記のような合併症を引き起こさないためには、早期発見・早期治療が重要になります。

 まずは健康診断や通院時に血液検査を受け、血液の状態を知り、血糖値が高めだった方は医師や保健師、管理

栄養士など専門家に相談し合併症を予防しましょう。

11月14日㈪は 

世界糖尿病デー

糖尿病判断指標

空腹時血糖

HbA1c

(ヘモグロビンエーワンシー)

糖尿病予備軍の目安

110mg/dl以上

5.6%以上

糖尿病と診断される目安

126mg/dl以上

6.5%以上

糖尿病の合併症(一部抜粋)

歯周病

脳血管疾患、認知症

肺 炎

糖尿病性網膜症

(物が見えづらい、

失明等)

糖尿病性腎症

心筋梗塞、狭心症

ED、排尿障害

皮膚の病気

(水虫等)

閉塞性動脈硬化症

(歩行困難)

糖尿病性神経障害

(足の感覚が無くなる、

等)